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「虎(米)に勝つハリネズミ(北)」 北朝鮮、ロシア外相に演劇披露

「虎(米)に勝つハリネズミ(北)」 北朝鮮、ロシア外相に演劇披露

Posted July. 06, 2004 22:25,   

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北朝鮮が5日、平壌(ピョンヤン)を訪問したロシアのセルゲイ・ラブロフ外相一行に、強い反米メッセージを含んだ演劇を披露した。

モスクワの外交筋によると、北朝鮮政府は同日、北朝鮮・ロシア外相会談後、ラブロフ外相を平壌外国語大学に案内し、付属の外国語学校(韓国の中・高校課程)の生徒たちが作ったロシア語の演劇を披露した。

故金日成(キム・イルソン)主席が直接作ったという童話「虎に勝ったハリネズミ」を脚色した演劇は、森の中で力が最も強いからと自惚れる虎(米国)をハリネズミ(北朝鮮)が懲らしめるという内容だ。ハリネズミが、虎の急所である鼻を突き、後に虎がいが栗を見ただけでもブルブル震えるほど、やっつける。

北朝鮮は、米国に対して「瀬戸際」外交戦術を行う理由を対内的に説明する時に、よくこの童話を引用するという。全国をハリネズミのように要塞化して最後まで対抗すれば、「強いて傷を負う必要もない」と判断した米国が先に譲歩するという論理だ。

ラブロフ外相一行は、幼い学生たちの流暢なロシア語の実力と演技力に感嘆したが、「あの野郎の舌を串刺しにしてやる」という残酷なせりふには、当惑したという。



金起顯 kimkihy@donga.com