「今年の全英オープンでは、これまでとは違う姿をお見せします。昨年、生まれて初めて踏んでみたリンクス・コースで、どのようにプレーしなければならななのかをはっきり学んだのです」
4日、日本プロゴルフ(JGTO)ツアー・チャンピオンシップでシーズン2勝目をあげ、韓国の男子ゴルファーで初めて日本ツアー賞金ランキングでトップ(6763万円)に立ったホ・ソクホ(31・イドンスファッション)。
今シーズン3回目のメージャー大会である04全英オープン(15〜18日・ロイヤルトルーンGC)に出場する彼が、7日に示した覚悟は格別だ。昨年、第3ラウンドまでは優勝圏を走っていたが、最終4ラウンドで6オーバー77打と崩れたため、共同28位にとどまった惜しさが未だに脳裏に残っているためだ。
もし優勝したら、思い焦がれるクオリファイング・スクール(通称Qスクール)を越えて、「夢の舞台」である米PGAツアーに直行できる。
昨年、Qスクールに落ちた彼は、今年のQスクールテストを受けるかどうか悩んでいる。米PGAツアー入りできる多様な道が開かれたからだ。
一応テストに再度挑戦すれば、数千人が参加する1、2次予選を免除してもらって最終Qスクールに挑戦できる。日本ツアー賞金ランキング10位以内の選手のうち、Qスクール応試を望む上位3人はQスクールに直行できるが、今シーズンの上昇ぶり(2勝+6回のトップ10)を考慮すれば、上位3人以内には充分に入れるためだ。
また、先週の優勝で世界ランキングが第96位から第77位に大幅上がったので、50位以内に進入すれば、シードがなくても米PGA正規大会にスポンサー招請ケースで出場できる。
彼は先週の優勝で、8月に開かれるワールド・ゴルフ・チャンピオンシップNECインビテーショナル(賞金総額700万ドル)に招かれるなど、各種招請大会で世界ランキング・ポイントの追加ができるチャンスが多くなった。
しかし、ホ・ソクホには、日本は米国に向かうための中間寄港地だ。ホ・ソクホはまだまだ食欲旺盛だ。
安永植 ysahn@donga.com