行政首都移転に反対する保守団体が9日、市民を対象とした署名運動に着手した。
「首都移転反対市民連合」、「国民行動親北左翼清算本部」、「反核・反金正日国権守護国民協議会」などの保守団体は9日午後、ソウル鍾路区世宗路(チョンログ・セジョンロ)交差点で集会を開き、「政府が行政首都移転を撤回するまで反対運動に取り組む」と発表した。
これらの団体は、「国民的コンセンサスを得るために、2000万人を目標に無期限で署名運動を展開する」とし、「インターネットを使った署名運動はもちろん、バス停留所や地下鉄の駅などで署名運動を展開する」と述べた。
さらに、「政府の無責任で無謀な行政首都移転に国民の血税を無駄遣いしてはいけない」とし、「これを大統領退陣運動につなげる政権の賭博性に対して国民的審判が必要だ」とつけ加えた。これらの団体は首都移転反対と合わせて、「疑問死真相究明委員会の解体と南派スパイ出身非転向長期囚の疑問死認定撤回」に向けた署名運動も同日一緒に展開した。
反核反金国民協議会のシン・ヘシク事務総長は、「9日の一日だけで500人以上の市民が署名した。これから在郷軍人会など祖国のために奉仕した人々の団体とも連携して行政首都移転に反対する署名運動を国民的な運動に発展させていくつもりだ」と述べた。
丁陽煥 ray@donga.com