Go to contents

北朝鮮「核放棄の驚くような補償に関心なし」

北朝鮮「核放棄の驚くような補償に関心なし」

Posted July. 13, 2004 22:26,   

한국어

国連の韓成烈(ハン・ソンリョル)北朝鮮代表部次席大使は12日、ライス米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が訪韓の際、北朝鮮が本当に核を放棄すれば『驚くほどの補償』があると明らかにしたことについて、「関心がない」と一蹴した。

韓次席大使は連合ニュースとの電話インタビューで、ライス補佐官の提案と関連し「米国が提案した『核放棄の先行、その後の補償』は昨今のことではない」と一蹴し「北朝鮮は一貫して(核放棄と補償の)同時併行を求めてきた」と繰り返し主張した。同次席大使は「米国のような超強大国がわれわれを信じられない状況で、われわれが(米国を)信じるわけにはいかない」と反問し「一方的な武装解除はできない」とし、通常の主張を繰り返した。

韓次席大使は、核兵器の開発計画を自主的に放棄する「リビア式の解決策」に触れ「米国と英国は8カ月間にわたってリビアと交渉を繰り広げたが、われわれは米国といかなる形の交渉も行っていない」と指摘した。一方、米国内で他地域への旅行を制限されている韓次席大使は20日、ワシントンで開かれる韓半島平和フォーラムに出席する可能性が大きいものとされ、注目されている。

同フォーラムの主催者側によると、米国務省はコリア・ソサイエティー(会長:ドナルド・グレッグ前駐韓米大使)など米国内の韓国関連3団体が上院会議室で開催する平和フォーラムに、韓次席大使が出席できるようにする案を積極的に検討しているという。

国連・北朝鮮代表部で、朴吉淵(パク・キルヨン)大使は国連・各国との外交ルートを総括し、韓次席大使は国交のない米国との関係を担当していて、事実上、米国で北朝鮮大使の役割を遂行している。韓次席大使はニューメキシコ州などを訪問したりもしたが、これまでワシントン訪問は許可されなかった。



洪權憙 konihong@donga.com