ハンナラ党は19日、朴槿恵(パク・グンヘ)前代表を任期2年の新代表最高委員に選んだ。朴新代表は同日午後、ソウル蚕室(チャムシル)学生体育館で行われた第7回定期党大会で、全体有効投票2万20票の中で最多の8433票(42.1%)を獲得した。
元喜竜(ウォン・ヒリョン)候補は2610票(13%)で2位、金映宣(キム・ヨンソン)候補が2249票(11.2%)を得て3位に選ばれ、40代候補が突風を巻き起こした。李康斗(イ・ガンドゥ)候補と李揆沢(イ・ギュテク)候補は僅差でそれぞれ4、5位になった。
今回の党代表選挙では約5000人の代議員による現場投票(50%)をはじめ、事前の世論調査(30%)とインターネット投票(20%)の結果を合算して最多得票者が代表最高委員に選ばれた。2〜5位の候補は最高委員職に就くことになる。
朴新代表は今週の初め、党役人事に踏み切る一方、党改革3ヵ年計画を打ち出して党の改革に本腰を入れる見通しだ。
朴代表は当選受諾演説で、「今我が国は、自由民主主義が揺れる『国家アイデンティティの危機』をはじめ『国家ビジョンの危機』、『国家統合の危機』の3つの重大な危機に直面している。こういうふうに国が崩壊している中心に現政権と盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領がおり、現政権はすでに国民に対する信頼と説得力を失った」と批判した。
朴代表はまた、「真の統合と和解は共存の政治からスタートするという信念を持って、あらゆるデマと人格冒涜にも耐えて、政策と代案で立ち向かっている。共存と統合の道へ進もうとする私とハンナラ党の足をこれ以上引っ張らないことを盧大統領とヨルリン・ウリ党に促す」と述べた。
朴代表は続いて、「ハンナラ党は大韓民国のアイデンティティである自由民主主義と市場経済を守り抜き、先進化を国家発展のビジョンに据えて、国民統合と和解の時代を切り開いていく」と述べた。
鄭然旭 jyw11@donga.com