東南アジアのある国に滞在している脱北者450人あまりは、27、28日両日にわたり、政府の特別機2便に約200人ずつを分乗させて入国させるものとみられる。
しかし、該当国の空港事情と航路を経由する国の領空通過の許可問題さえ円満に解決されれば、27日中に450人あまり全員を一挙に入国させる方法も検討されているという。
ソウルの外交筋は「政府の一部では脱北者450人あまりを両日にわたって移送するよりは、一挙に移送した方が安全だという声も出ているが、該当国の空港と領空の通過問題のため、両日にわたって入国させる可能性が高いものと聞いた」と述べた。
しかし、政府は「該当国が非公開を要請していることを受けて、移送日程などについては何も確認できない」との立場に終始している。
政府当局は、脱北者たちが入国した後も、マスコミの取材を徹底して遮断し、関係機関と警察などによる合同調査が終了するまでは、公式発表や記者会見も行わないことを決めた模様だ。
夫亨權 bookum90@donga.com