来月初めのイラク追加派兵を控えているザイトゥーン(アラブ語でオリーブとの意)部隊の一部兵士が、弾倉帯と粉塵マスクなど一部装備を個人の費用で購入していることが分かった。ザイトゥーン部隊メンバーの家族とみられるあるネチズンは25日、国防部のホームページ(www.mnd.go.kr)に「兵士の軍需物資を私の金で買わなければならないのか」と題した文を掲載した。
このネチズンは「運転兵の場合、防弾用の服を着た状態で弾倉帯を腰の上の着用すると、運転の際、ハンドルとぶつかるため、足に装着できる弾倉帯を別途購入している」と説明した。同氏は「クウェートで、アルビルまでの陸路輸送に投入される運転兵は、普及された粉塵マスクが砂ぼこりを防げないものと判断、産業用の粉塵マスクを個人的に購買している」と付け加えた。
ザイトゥーン部隊メンバーに普及された弾倉帯の価格は、1個当たり約6700ウォン(約670円、1人当たり2個約1万3400ウォン)で、粉塵マスクは大型1910ウォン、小型970ウォンだ。その半面、一部兵士らが個人的に購入した足に着装する弾倉帯の価格は1個当たり約2万ウォンで、産業用粉塵マスクは1個当たり1100〜1200ウォンだ。
そのほか、一部は紫外線を遮断するサングラス(調達価格2万4000ウォン)と防風メガネ(ゴーグル・約1万5400ウォン)も、高級ブランド品やファッショナブルなものを個別的に購入しているものとされる。陸軍当局者は「足に着装する弾倉帯は、戦闘には不適切であり、腰に着用する弾倉帯が便利だと思っている人が大半」だとし「軍配給の粉塵マスクは品質検証を終えた状態であるにもかかわらず、一部兵士が産業用マスクが良いといううわさだけを信じている」と話した。
一方、ザイトゥーン部隊メンバーに提供された普及品と装備の総額は、1人当たり198万1017ウォン(兵器類を除く)であり、そのうち5.5キロの防弾チョッキ110一万ウォン、防弾ヘルメット25万9200ウォンなど個人の保護装具の価格だけでも156万2140ウォンにのぼる。
崔虎元 bestiger@donga.com