東南アジア国家に滞在していた北朝鮮脱出者４６８人のうち、第１陣２２７人が２７日、ソウル空港に到着したのに続き、第２陣２４１人も２８日午前、大韓（テハン）航空の特別機で仁川（インチョン）国際空港に到着した。
２８日に韓国入りした脱北者たちは、京畿道（キョンギド）の某金融機関の研修院に収容されている第１陣入国者たちと合流した。脱北者たちは、これからこの研修院で関係政府の合同調査を受けた後、８月中旬から北朝鮮脱出者のための定着支援施設である京畿道安城市（アンソンシ）所在のハナ院に収容され、約８週間の韓国生活適応に向けた教育を受けることになる。
ソウルの外交筋は「先週、北朝鮮脱出者の国内集団移送のニュースが報道されるや、数日間で韓国行きを希望する脱北者が急増して、一時『総勢４８０〜４９０人』と仮集計されたこともあったが、今度韓国入りしたのは最終的に４６８人だった」と話した。
政府高官は、脱北者４６８人が一度に入国したことと関連して、「このような形を取ったのは非常に特別な状況下で行われた特別な事例」とし「今回のことと関係なく、政府は今後も脱北者問題について『静かな外交』を推進していく」と話した。
一方、北朝鮮側は、大量の脱北者を韓国に移送したことに対する不満で、来週に予定されていた第１５次南北閣僚級会談の日程を協議するための板門店（パンムンジョム）接触に応じていない。統一部の関係者は「２９日に北朝鮮側の意思を打診してみる」と話した。
夫亨權 金昇鍊 bookum90@donga.com srkim@donga.com
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