「最初は図体の大きい男子選手たちと体がぶつかるのが怖くて外郭シュートだけ投げました。最近は隙間を狙ったドライブインシュートもよくします。」
壮健な男子選手たちの対決場である路頭バスケットボールに紅一点が現われた。それも美貌に実力まで取り揃えた「美顔」女子選手だ。
5日、ソウル江南区三成洞(カンナムク・サムソンドン)総合展示場で開かれた04ナイキ・フープジャム(HOOP JAM)3対3路頭バスケットボール大会ソウル地域予選。イム・ジェウ(24)、李ミンギュ氏(22・以上釜山東義大)と混性チーム「チョクリプポイント(「積み立てポイント」という意味)」を構成して出場した金ミジン氏(23)は、最後の試合が終わるとびっこを引きながらコートの外に出た。全身が汗にびっしょり濡れていたが、顔は勝利の喜びでいっぱいだった。
「チョクリプポイント」は同日、3連勝をおさめ、ソウル地域第1次予選を通過した。7日はソウル地域決選。ソウル、釜山(ブサン)、大邱(テグ)、大田(テジョン)の四つの地域決選を通過したチームが繰り広げる「最後の勝負」は8日、開かれる。
金氏は同日、正念場となったレックスチームとの2回目の試合で、危機に会うたびに中距離シュートを入れて、10−6で勝つのに決定的役目をした。金氏はチーム得点の半分に近い4点を入れた。3回目の試合では、相手選手とぶつかってしばらく起きられなかったが、落ち着いてフリーシューティングを成功させた。
競技場周辺をいっぱい埋め尽くしたバスケットボール・マニアたちは好奇心深い目で彼女のプレーを見守っては、「ドリブルもうまいし、シュートもうまい」としきりに感嘆した。171cmの金氏のプレーはそれほど優れたものだった。
金氏は釜山トンジュ大のスカッシュ講師。バスケットボールとの縁は釜山トンジュ女子商業高校1年の時、しばらく選手生活をしたことが全部。以後、大学のバスケットボール・サークルで再びボールを手にして、男たちと一緒に路頭バスケットボールを楽しんだ。
「男たちと試合をすれば、最初のうちは珍しがるが、女性との理由で軽んじることもあります。今日もそんな感じが嫌で、試合を始める前、相手選手たちと挨拶を交わす時もわざと手を強く握って握手をしました。男子選手たちは残りの試合でも緊張しなければならないはずです。」
金氏は体力とスピードでは男子選手たちの敵手になれないが、同じチームの男子選手2人のスキルがあまりにも優れているので自分の力になってくれると謙遜した。彼らは友達の紹介で会って、先月中旬、チームを作った。金氏が職場に勤めなければならなかったので、一緒に演習はほとんどできなかったという。
職場に休暇まで出して今回の大会に出場した金氏。目標は当然、優勝だ。
李元洪 bluesky@donga.com