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ダンス治療

Posted August. 08, 2004 21:50,   

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『Shall we(シャル・ウィ)ダンス』

社交ダンスの柔らかくて軽やかなステップが精神分裂症患者の閉ざされた心を開く。

ジャイブ、チャチャチャなどの動作を一生懸命まねて、汗の出てきた患者の顔から、普段の硬い表情は消えていた。

ソウル牙山(アサン)病院精神科の金チァンユン教授チームは、精神分裂症患者を対象に4月から8週間コースの「ダンス治療」を行っている。その結果、一部患者の情緒萎縮症状と鬱病がかなり好転したという。

精神分裂症は韓国国民の1%程度が患っている疾患。薬物と相談治療を通じて症状を好転させることができるが、軽い幻聴や妄想、他人忌避症状の残る場合が多い。

金教授は「精神分裂症の患者は薬物治療の副作用で、しばらく体が硬くなって行動が不便になることがある」とし「軽いダンスは物理治療の效果に加えて患者の状態を把握するにも役立つ」と説明した。

ダンス治療は、毎週金曜日の午後1時から1時間行われる。速くて軽やかなラテンリズムに合わせて医者、看護婦、社会福祉士など担当医療陣と患者が手を取り合ってステップを踏む。

治療に参加した患者の李さん(35、主婦)は「家族に話せる話題ができて楽しい」と話した。

また、李さん(35、女性)は「毎日、団地の中だけを歩き回ったが、週に1度ずつ病院に来るようになり、鏡の前に座って化粧するようになった」と話した。

ダンス治療のプログラム運営を担当している専攻医の李ジェヒョンさん(32)は、「軽いスキンシップを通じて患者と心の壁を崩して、お互い楽に話せるようになり、治療にかなり役立つ」と話した。



孫宅均 sohn@donga.com