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選定地域は「泣き面」、周辺地域は「大当たり」

選定地域は「泣き面」、周辺地域は「大当たり」

Posted August. 09, 2004 22:09,   

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「住民の70%が小作農です。彼らは首都移転のため、手ぶらで追い出される羽目になりました。それに、土地を持っている住民も補償費が法外に安いので、何をして食べて行けばいいか分かりません」(忠鋻南道燕岐郡南面陽化2里イム・ヨンス里長)

「選定地域に近い土地は、5年さえ待てば『大当り』になるはずです。今も日増しに上がり続けています」(忠鋻南道燕岐郡鳥致院邑A不動産仲介所関係者)

先月5日、首都移転候補地評価結果が発表されてから1カ月が経った。11日の最終発表を控えた忠鋻南道燕岐郡(チュンチョンナムド・ヨンギグン)−公州市(コンジュシ・長妓面)一帯は、期待と混乱と心配がこんがらかってざわめいている。

選定されなかった地域では不動産価格が急騰しているが、選定された地域では故郷を去らなければならない住民たちがため息をついている。選定地域は「泣き面」、周辺地域は「大当たり」という話も出ている。

▲首都予定地の隣近は急騰〓忠鋻北道鋻原郡江外面(チュンチョンブクド・チョンウォングン・カンウェミョン)オソン里で会った仲介業者のK氏は、「京釜(キョンブ)高速鉄道オソン駅周辺の要地の70%はソウルの人々が持っているだろう」と言った。

同地域の農地1坪当たりの時価は30万ウォンを上回る。昨年比2〜5倍も上がった。

鳥致院邑(チョチウォンウプ)は首都移転の最大受恵地と言われている。鳥致院駅隣近のウクイル2次アパートの30坪の時価は、候補地評価結果発表直前の7月初めは1億ウォン線だったが、1カ月で1億3000万ウォンまで上がった。1億5000万ウォン線でも売り物が出されており、年初に比べ66%上昇した。

地価も強気だ。鳥致院邑チムサン里の道路周辺の敷地は、1坪当たり250万〜350万ウォン線で売り物が出ている。この中には6カ月で2倍に上がった地域もある。

公州市新官洞(シンクァンドン)、錦興洞(クムフンドン)などにも投資者の関心が集まっている。公州市の「テサン公認仲介士事務所」の李セヨン社長は、「選定されなかった地域の地価は今後も上がり続けるだろう」と展望した。

▲選定地域の原住民は戦々恐々〓鳥致院駅から車に乗って南の方へ10分ぐらい行けば、雰囲気は全く違う。

燕岐郡南面(ナムミョン)ガルウン3里の住民である李スンスク氏は、「公示地価の2倍で補償費を受けても、アパート一軒買えるかどうか。納得もできない安値で、生活基盤を渡すわけにはいかない」と言った。

彼が持っている農地の時価は一時、1坪当たり20万ウォンを上回ったが、公示地価は1坪当たり2万9000ウォン。補償費が公示地価よりは高く策定されるはずだが、時価よりは非常に低いとみられる。

現地では補償費が公示地価の1.5〜2倍で決定されるという噂が出回っている。

李氏は、「選定されなかった隣近地域の農地価格が急騰したので、もっと遠い地域に移住しなければならなくなった」と言った。

保有農地のない小作農はもっと事情が悪い。ガルウン3里55世帯のうち、小作農は半分を上回る。南面陽化(ヤンファ)2里のイム・ヨンス里長は、「陽化2里の場合、約80%が外地人の土地で、75世帯のうち70%は小作農だ」と説明した。彼は、「税金が足りないと聞いたが、投機を助長して税収を満たそうとしているようだ」と言った。住民たちは14日、村がなくなっても忘れないようにしようという意味で、慰労パーティを開く予定だ。

▲投機範囲の拡散〓忠清圏投機地域の範囲が燕岐郡−公州市一帯から、駙陽(チョンヤン)、礼山(イェサン)、洪城(ホンソン)など周辺地域にまで拡散している。

これらの地域では7月以後、「1日に一つずつ仲介業者が生まれる」と言う話まで出ている。

青陽郡木面(モクミョン)、定山面(チョンサンミョン)などの道路周辺管理地域は7月初め、1坪当たり15万ウォン前後だったが、8月に入ってからは1坪当たり25万ウォンに上がった。洪城の2次線道路周辺の土地は、首都移転候補地発表直前、1坪当たり30万ウォン前後だったが、最近は1坪当たり60万ウォンにまで急騰した。

牙山市陰峰面(アサンシ・ウムボンミョン)管理地域は、「企業都市」建設への期待感まで重なり、山の上の使えない土地(道路から離れているため接近が難しい土地)まで、今年初めに比べ、3倍も上がった1坪当たり50万〜60万ウォンを上回っている。



李恩雨  libra@donga.com cij1999@donga.com