SBSドラマの「パリの女」(土日夜9時45分放送)が、最終回(15日)を2話控えた8日、再びその人気ぶりを見せつけた。
「パリの女」は8日、51.5%の視聴率(TNSメディアコリアの調査結果)を記録し、同調査会社の最高記録を更新した。7月25日に50%にまで上がった「パリの女」の視聴率は7月31日と8月1日にそれぞれ37.6%、39.2%に下がったが、この日再び急上昇した。
先週、視聴率が下がったのは、同時間帯に韓国とイランのアジアカップの準々決勝(7月31日)があったためだと分析されている。また、ユン・スヒョク(李ドンゴン)がハン・キジュ(朴シンヤン)に仕返しをする設定がわざとらしいという意見が視聴率の低下をあおったと見られている。
しかし、8日、カン・テヨン(金ジョンウン)がハン・キジュに別れようときっぱり言う場面が、視聴者の目を釘付けにした。キジュがテヨンに頼まれてアイスクリームを買いに行った隙に、テヨンが婚約破棄を宣言する言葉を録音したレコーダーを置いて消え、キジュはテヨンが現れないので自転車を引いてとぼとぼと歩いていく。特に、キジュが姉の前で「こんなにつらいとは思わなかった」と言いながら、こみ上げる悲しみをぶちあけ、後ろを向いたテヨンが涙をぽろぽろ流すシーンが視聴者の胸を締めつけた。
放送の翌日、昼休みに会社でインターネットを利用して18話を見た李ジェチョンさんは、SBSのインターネット掲示板に「キジュが泣くのが悲しかったし、テヨンが泣いた時には私も大泣きして上司に叱られた」と書いた。
「パリの女」の人気は8日の娯楽番組でも威力を発揮した。同日、「パリの女」の主演陣が出演したSBSバラエティショー「日曜日がいい−パリの女スペシャル」も18.1%の視聴率を記録し、3月28日の初回放送以来、最高となった。「日曜日がいい」はここ1カ月の平均視聴率が8%に過ぎなかったが、同日は10%ポイントも上昇した。
一方、SBS関係者は「前回でキジュとテヨンは別れたが、最終的にはハッピーエンドで終わるだろう」と話している。
金善宇 sublime@donga.com