「食べるには熱過ぎるし、捨てるにはもったいない…」
韓国プロ野球で外国人選手は「熱いジャガイモ」のような存在だ。短時間にチーム成績を上げられる「ジョーカー」のような役割を果たすが、グラウンド内外では絶えず問題を起こし、球団としては悩みの種となっている。
4強争いに余念のないSKは最近、主力のブリートが5日、文鶴(ムンハク)球場での三星(サムスン)戦で「ダッグアウト事件」を主導したことで、20試合出場停止の重懲戒が下され、致命的な損失を被るようになった。
ブリートの他にも、歴代プロ野球では事故を起こした外国人選手たちが多い。
最初に数えられる選手がロッテの「輸入鴎」ホセだ。彼は器量でも歴代最高の外国人選手と認められるが、最悪の問題児でもあった。1999年、三星とのプレーオフでは、観衆席に凶器同様のバットを飛ばし、01年には三星ベ・ヨンスの鼻の骨を折った。02年には韓米両国で二重契約を結び波紋を起こした。
01年には斗山(トュサン)の投手マイク・ファーマーと打者トロイ・ニールがソウル梨泰院(イテウォン)で喧嘩をして暴行事件を起こした。当時、放出が決まったファーマーに「慰労酒」をおごりに出たニールは、同事件で一緒に球団から退出命令を受けた。
昨年までメジャーリーグで活躍した三星のオリアリは今年初め、球団の許諾も得ずに米国に帰ってしまうあっけないハプニングを起こした。
韓国野球委員会(KBO)のヤン・ヘヨン広報チーム長は、「韓国野球を見下す傾向があるのも事実だが、結局、文化の差のためこんなことが発生する。どうせ短期契約する選手たちなので、球団で教育を強化するしかない」と言った。
金相洙 ssoo@donga.com