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金大中前大統領、経済状況に懸念表明 朴代表のお詫び訪問受け

金大中前大統領、経済状況に懸念表明 朴代表のお詫び訪問受け

Posted August. 12, 2004 22:07,   

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金大中(キム・デジュン)前大統領は12日、野党ハンナラ党の朴槿恵(パク・グンヘ)代表に対して、「このままでは経済の危険だ。国民の80%が経済を心配している。経済の活性化に総力を傾けてほしい」と述べた。

金前大統領は同日午前、就任のあいさつに東橋洞(トンギョドン)の自宅を訪れた朴代表に、「実業家が経済への希望を持てない状態だ。日本が10年の不況から脱したのは、希望を与えたからだ。与野党は希望を与えることに総力を傾けてほしい」と重ねて強調した。

退任以来、政局懸案に関する言及を慎んできた金前大統領が経済状況への憂慮を直接明らかにしたのは、現政権の経済政策運営に対する間接的な不満の表れだと受け止められる。金前大統領が朴代表と個別に会って政局懸案に関する対話を交わしたのは、今回が初めて。

金前大統領はまた、「朴代表が南北関係について非常に堅実な考えを持っていることを、国民は評価するだろう」と述べ、朴代表の南北関係における積極的な役割遂行を注文した。金前大統領は、「北朝鮮に行って金正日(キム・ジョンイル)総書記に会ったことはよく知っている」と述べ、「それについて直接語らなければならない。その話ができる人だ」とつけ加えた。

朴代表は、「父の時代に多大な被害を被られたことに、娘として謝罪したい。父の記念館に対して難しい決断を下してくださったことに対しても、改めて感謝する」として、朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領時代の政治弾圧について謝罪した。

これに対して金前大統領は、「朴元大統領の政敵だった。しかし、(国民に)『なせばなる』という考え方を植え付けてくれたという面で、評価に値すると思う」とし、「それで、朴元大統領記念館を建てるには、私が適任者だと考えた」と肯定的に答えた。

金前大統領は(地域間対立を解消するための)東西和合について、「東西和合が成功しなければ、他のことも成功しない。私がしたことの中で最も成功しなかったのがまさにそれだ」としながら、「私ができなかったことを朴代表にしてもらいたいと言っては申し訳ないが、朴代表が一番の適任者なのだから、頑張ってもらいたい」と話した。



尹永燦 李承憲 yyc11@donga.com ddr@donga.com