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大卒者の50%が失業状態

Posted August. 13, 2004 22:44,   

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昨年、ソウルのK大経営学科を卒業した金氏(28)は今まで、50社以上も入社願書を出したが受かったところがない。金氏は成績も平均Aで、TOEIC点数も900点を超え、オーストラリアに1年間、語学研修も行って来たが、面接でいつも脱落した。

金氏は、「経営学科出身なので就職は問題ないと思っていたのに、脱落回数が増えるにつれ、社会の落伍者になるかも知れないと思えて心配だ」とため息をついた。

景気沈滞で失業率が高くなりつつあるなか、4年制大学卒業者2人のうち1人が就職できていない青年失業者という統計が出た。

しかし、失業難を避けるため、軍入隊、大学院進学、考試準備をするなどの潜在的失業と、各大学がこれまで就職率を脹らましてきた傾向を勘案すれば、実際の就職率はもっと低いことと推定される。

▲通貨危機時の水準まで落ちるのか〓景気沈滞で韓国経済に対する悲観論が拡散しているなか、専門大(日本の短大)と4年制大学卒業者の就職率がこの3年間、下り坂を歩いていることがわかった。

教育人的資源部と韓国教育開発院(KEDI)は13日、ソウル中区(チュング)韓国プレスセンターで教育政策フォーラムを開き、昨年8月と今年2月に、4年制大学と短大を卒業した52万7826人を対象に実施した「高等教育機関卒業者就職統計」を発表した。

調査結果、卒業者のうち就職できたのは31万7514人で、就職率は66.8%となったが、前年度比4年制大学卒業者は2.8%、短大卒業者は2.5%落ちた。

4年制大学卒業者の就職率は、外国為替危機以後の1998年50.5%まで急落した後、02年60.7%に回復したが、03年59.2%、04年56.4%と再び落ちていることが分かった。

短大卒業者の就職率も1999年68.1%から、01年81%まで回復したが、02年80.7%に落ち始め、03年79.7%、04年77.2%にやはり下向き曲線を描いている。

▲地方大と女性の就職難は相変わらず〓首都圏所在4年制大学卒業者の就職率は58.6%で、非首都圏(54.9%)よりはやや高かったが、短大は非首都圏(81.5%)が首都圏(70.2%)よりむしろ高かった。

女性の就職難はもっと深刻だ。女性の就職率は短大75.6%、4年制大学53.5%で、男性比それぞれ3.5%、5.8%低かった。就職分野も、短大は事務補助員、経理事務員、看護婦の順で、大学は文理語学系塾講師、芸術系塾講師、行政事務員などパートと単純業務職が大半を占めた。

金ジョンファン延世(ヨンセ)大就職情報室主任は、「司法試験合格者も司法研修院準備のため予備校に通っているのが実情だ。体感失業難はこの統計より遥かに深刻だ」と言った。



李寅𨩱 inchul@donga.com