Go to contents

夏休みの最後の1日は必ず休んで

Posted August. 15, 2004 22:08,   

한국어

一生懸命働くあなた、夏休みに飛びたった。

そして名残を惜しみながら、日常に戻る。

「さあ、また始まりだ。」深呼吸をして心を整え、イスに座る。ところが1時間もたたないうちに、全身の力がなくなる。どうしたのか。タバコ一服、コーヒー一杯で、落ち着かない気持ちを静める。

午後になった。夏休み前もこんなに眠かっただろうか。目の前の書類は字なのか絵なのか、受話器の向うの声が韓国語なのか英語なのか、分からない。

夏休みを終えた人々が職場に戻り、胃腸障害や頭痛などを訴えている。稀ではあるが、気力がなくなるケースもある。今年もまた訪れた夏休み後遺症。「思う存分遊んだあなた」、これからは後遺症の克服に気を使わなければならない時だ。

▲復帰の前の一日は必ず休んで〓設計事務所に勤める李さん(36)は家族と共に東海(トンヘ)を訪れた。本当は家で休みたかったが、普段多忙のあまり遊んであげられなかった子ども達の期待を裏切ることができなかった.

海水浴場で子ども達の相手をしていて、いつの間にか夏休みが終わり、普段の活動量の120%を上回るスケジュールを消化した後は、肩が凝り全身が痛む。

少なくとも休みの期間の最後の一日は、無条件休もう。しかし、疲れたからと言って、一日中寝てばかりいるのはよくない。体と心を和らげるストレッチを一日3、4回ほど繰り返す。

休みの後の3、4日は適応期間と考えて、仕事の強度を段階的に調節するのがいい。欲張らずに、休み前の70%ほどの業務量で再スタートしよう。

▲日常のリズムに戻ろう〓デパートの広報室で働くグォンさん(28)はDVDマニア。夏休みの間ずっと家にいたが、後悔はしない。買って包装したまま積んでおいたDVDの映画に、すっかり浸りきっていたからだ。

望み通りよく休んだと思ったが、また朝早く起きて夕方まで働くのは容易ではない。ちょうどオリンピックも始まった。夏休みの習慣から抜け出せないか心配だ。

念願の北欧旅行をしたチェさん(30)は、時差に苦しんでいる。昼は眠く、仕事が手につかない。目の前には楽しかった思い出がちらついて、意欲がない。

このような場合、何よりも正常の睡眠パターンを取り戻すのが急がれる。一週間ほどは、夕方に約束を入れない。早く帰って家で休み、ぬるめの湯につかった後、軽い読書をしてみよう。テレビを遠ざけ、静かな音楽と瞑想で心を整えた方がいい。

生理作用を助ける無機質やビタミンの摂取も重要だ。果物や野菜を十分に採るようにする。

▲「ミニ後遺症」も注意〓週休2日制の実施で、毎月曜日に休みの後遺症があらわれることもある。

休みに対する根本的な意識の切り換えが必要だ。

専門家は、休みを「一気に」過ごそうという思いから体を酷使することが、最も大きな原因だと指摘する。「余裕のないスケジュールで、休みを100%楽しむ」という考えが、後遺症を呼ぶということだ。

体が求める悠々自適な休みを楽しもう。余裕を受け入れない性急さから脱してこそ、再充電の原則に合致するという「ウェルビーイング休暇」を送ることができる。

(アドバイス=ソウル大学病院家庭医学科ユ・テウ教授、延世大学セブランス病院家庭医学科カン・ヒチョル教授、ソウル牙山病院スポーツクリニック、チン・ヨンス教授)



孫宅均 sohn@donga.com