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コーロン、最長期ストの亀尾工場を閉鎖措置

コーロン、最長期ストの亀尾工場を閉鎖措置

Posted August. 17, 2004 21:31,   

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今年に入り、国内で最長期ストが続発しているコーロン慶尚北道(キョンサンブクト)の亀尾(クミ)工場に対して職場閉鎖措置が取られた。

コーロンは17日、「亀尾工場のストが不法化し、交渉を通じた問題解決へのメドが立たないと判断した。スト57日目となる18日午後3時をもって、スパンデックスなど一部の事業所を除いた全事業所に対し、職場閉鎖措置をとることに決めた」と発表した。

コーロンはこのため17日、亀尾市と慶尚北道労働委員会に亀尾工場に対する職場閉鎖の届出を出した。しかし、事業所を保護するため、警察力の投入を要請するかどうかはまだ決めていないと付け加えた。

コーロンは「部分的な職場閉鎖を決めた理由」として、△労組がスト期間中の賃金支払いと違法行為に対する懲戒の撤回を要求している△製品の出荷を妨げ、100あまりの中小企業の稼動中断と倒産が続出している△ストによる被害額が600億ウォンにのぼり、会社の存亡まで揺るがしているほどだーーなどを挙げている。

これに先立ち、コーロンは同月6日、労組委員長など労組員11人を解雇し、2人を停職処分した。

また、争点となっているスト期間中の賃金支払いに対し、韓光熙(ハン・グァンヒ)コーロン社長は「無労働無賃金など、法律と原則では絶対譲歩できない」という立場を何回も確認した。

コーロンがこのように強気の姿勢を表明しているのは、労組の不法ストに押され、毎年同じような状況を繰り返す「間違った慣行」に終止符を打つという、会社側の意志が伺える。

これに対してコーロンの労組は「これまで法の範囲内で正当なストを繰り広げてきたが、会社側は物理的な強制力を動員しようとしている。決して屈せずに雇用安定の目標を達成するつもりだ」と強調した。

コーロンの亀尾工場スト事態は6月23日、会社側がポリエステルの老朽化した生産設備の撤去方針を明らかにするや、人員削減危機に直面した労組の反発からスタートした。



鞖克仁 bae2150@donga.com