イラクに派遣された第2師団第2旅団兵力3600人を含め、第2師団司令部や第8軍支援部隊の兵力など、あわせて約5000人の在韓米軍が年内に韓国を離れる。
また、削減予定の在韓米軍1万2500人のうち、残りの約7500人は2005年から07年までに削減される。
韓国と米国の両国は20日、ソウルで第11回未来韓米同盟政策構想(FOTA)会議を開き、このように合意した。同日の会議で両国は、在韓米軍削減を昨年両国が合意した在韓米軍10大任務の韓国軍への移譲日程(04〜06年)に合わせて推進するが、一部の米軍部隊の削減日程は、当初の任務移譲の日程にかかわらず協議することにした。
このため、削減完了の時期は07年まで延期される可能性が高い。特に、北朝鮮の長射程砲に対応する戦力である在韓米軍の多連装ロケット部隊とパラディン自走砲部隊は来年8月、韓国軍の任務移行能力を評価した後、韓国軍の同意の下に削減を進めることにした。
国防部の関係者は、「これらの部隊は、韓国軍の同意があって初めて削減が可能であるため、削減時期は06、07年まで延期される可能性がある」と話した。
しかし、アパッチ攻撃用ヘリコプターの1個大隊は、当初の日程どおり05年に削減される。その代わりに、残りのアパッチヘリコプター2個大隊の機種が、最新型のロングボー・アパッチAH64Dと入れ替わる。
両国は10月末に開かれる韓米年例安保協議会(SCM)で、在韓米軍削減の完了時期を確定することにした。同日の会議で韓国側首席代表の安光瓚(アン・グァンチャン)国防部政策室長と米国側首席代表のリチャード・ローリス米国防総省東副次官補は、ソウル龍山(ヨンサン)の米軍基地移転の包括合意書(UA)と移行合意書(IA)に仮署名した。
崔虎元 bestiger@donga.com