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塗れば痩せる薬、効果はまだわかりません!

塗れば痩せる薬、効果はまだわかりません!

Posted August. 22, 2004 22:23,   

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塗るだけで痩せるのか。

テレビの通信販売で最高の人気品目はなんと言ってもダイエット商品だ。最近では、太っている部位に塗るだけで痩せるという商品が飛ぶように売れている。

女性タレントまで広告に動員される。薬を塗る前と後の写真を比べて見せながら女性を誘惑する。「まさか」と思った人も、数日内に痩せなければ100%払い戻しを保障するという文句を見れば心が搖れる。

韓国消費者保護院農業纎維チームの朴チョンヒチーム長は、「効果がないと払い戻しを要求する相談件数が5月65件、6月95件、7月112件に増えている」と言った。

朴チーム長はまた、「しかし、大半の消費者が払い戻し保障期間を越えて、保障を受けられないでいる」と付け加えた。

△外国では化粧品であるだけ=このような製品は国内外の多くの業者で生産しており、種類も20種あまりに達する。外国では「セルライト」と呼ばれるミカンの皮のような肌を持った人のための化粧品として使われている。医薬品ではないわけだ。

通販では、「これら製品は米食品医薬局(FDA)から安全性を認められた」と広告する。

しかし、ソウル白(ペク)病院家庭医学科のカン・ジェホン教授は、「安全だというのは副作用がないという意味で、効果が認められたのではない」と言った。米国でこの種の製品の安全性を認めたのは事実だが、それは化粧品として安全だということで、減量効果があるという意味ではないという話だ。

△効果があるのか=これら製品の主成分は「カフェイン」または「アミノピリン」。脂肪分解を促進する成分の作用を活発にし、脂肪分解を抑制する成分の活動を塞ぐ役目をする。

それなりに理論的な根拠はあるわけだ。しかし、まだ動物実験段階であるだけで、人体に対する臨床試験資料はほとんどない。したがって、専門家たちは科学的臨床評価が行われる前には、「誇大広告」を信じないよう忠告する。

また、人によって肌の厚さが違うので、この製品の吸収力に対し問題を提起する専門家たちもいる。肌が厚い人には効果がないかも知れないということだ。これに対して業者側は、「最近、発売開始される製品には特殊成分を追加して肌への浸透が容易だ」と主張した。

△ダイエットには王道がない=ダイエットのためには弛まず運動し、適切な食餌療法を並行するのが最善の方法だ。

梨花(イファ)女子大学木洞(モクドン)病院家庭医学科のシム・ギョンウォン教授は、「塗る製品で効果をみたという人たちも、実は大半が運動と食餌療法を並行していた」と言った。

シム教授は、「急激に肉だけ落すダイエット療法は脱水、便秘、疲労、頭痛、鬱病を起こし、長期的には貧血と骨粗鬆症が発生する恐れが大きい」と警告した。

運動は易しくて長期間できる種目を選んで、1日30分以上弛まずした方が良い。6カ月にわたって、現体重の約10%を減らすのが最も理想的だ。

また、1日3食を規則的に食べるものの、食事時間は20分以上取る方が良い。眠る3〜5時間前には絶対食べてはいけない。

普段、椅子に座る時は腰を真っ直ぐに伸ばし、歩く時もきちんとした姿勢で早く歩く方法も肥満予防に役に立つ。



李眞漢 likeday@donga.com