イラク駐留米軍が22日、再びナジャフを攻撃した。
米軍は同日、戦車でシーア派の聖廟(せいびょう)「アリ廟」の周辺まで進撃した。
この過程で、イスラム教シーア派の強硬指導者ムクタダ・サドル師の民兵組織「マフディ軍団」と散発的な交戦が起った。死傷者はまだ確認されていない。
米軍とサドル師の最後の決戦になると予想された20日、サドル師がマリ廟をシーア派最高権威シスターニ師側に引き渡すことを明らかにし、ナジャフ事態が一時小康局面を迎えたように見えたが、交渉は難航し、米軍の攻撃が再開された。
マフディ軍団は再びアリ廟を掌握して抵抗し、サドル師は姿をくらました。
サドル師は20日、「米軍がアリ廟を侮辱しないように(シスターニ師側に)引き渡すことにした」とDPA通信に伝えた。
しかし翌日、サドル師の側近であるアリ・シャイバニは、「両者がアリ廟の財産リストをチェックする委員会を構成することにしたが、シスターニ師が安全問題を理由に拒否した」と述べ、交渉が決裂したことを示唆した。
マフディ軍団は、「アリ廟の管理権をシーア派最高権威シスターニ師側に引き渡しても、マフディ軍団は、神聖な聖廟を守ることを誓った」と述べ、抗戦の意志を固めている。
李浩甲 gdt@donga.com