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江南地区に270台の防犯カメラ設置 「プライバシー侵害」の声も

江南地区に270台の防犯カメラ設置 「プライバシー侵害」の声も

Posted August. 24, 2004 22:13,   

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ソウル江南(カンナム)地域一帯が防犯カメラを通じて24時間犯罪監視体制に突入する。

江南地域で稼動される閉鎖回路テレビ(CCTV)はこの前設置された江南区論硯洞(ノンヒョンドン)の5台をはじめ昨年設置された37台に、今年上半期に設置された230台を合わせて17の洞に272台ある。

CCTVは360度回転が可能で、ズーム(zoom)機能を利用して半径100m範囲で自動車のナンバープレートまで識別することができる。

CCTVの総合管理は江南区駅三洞(ヨクサムドン)に構える「江南CCTV管制センター」が行う。女性モニタリング要員22人がCCTVが設置されている江南区で犯罪に弱い地域の状況を24時間モニタリングする。

住民たちが脅威を感じて、CCTVの隣に設置された非常ベルを鳴らしたり、管制センターのモニターに犯罪の憂慮がありそうな画面が映れば、管制センターの大型画面に緊急状況を知らせる音響と共に地図が表示され、近くにいる地区隊が直ちに出動する。

警察は、「昨年CCTVをテスト運営した結果、5大犯罪が前年対比37%減少し、強盗・窃盗事件は41%も減少した。今回防犯カメラを追加設置したことで、犯罪予防効果はさらに大きくなるはず」と説明した。

警察は、「今年下半期に江南一帯にCCTV100台をさらに追加設置する予定だ。人権侵害の議論に備えて、住民3分の2以上の同意を取り付け、設置場所に案内表示を出しており、資料の流出を防止するためCCTV管理運用指針をまとめた」と明らかにした。

これについて、江南地域の住民たちは大体犯罪減少に対する期待感を示した。シン・イルウク氏(38、会社員)は、「プライバシー侵害の憂慮があることはあるが、犯罪予防効果は確かにあるはず。ただし、管理をどうやるかが最も重要だ」と話した。

コンビニを運営しているアン・ソク氏(34)も、「24時間店をやっているので、周りにCCTVが設置されていると安心できる。商売がやりやすくなった」と喜んだ。

しかし、プライバシーの露出に対する懸念も少なくない。李ヒョンス氏(24、女)は、「CCTVの前を通るたびに誰かに監視されていると思うとぞっとする。公開された一部の地域にCCTVを設置しても犯罪がなくなるとは思わない」と話した。

論硯洞で食料品店をやっているオ・クムジャ氏(57、女)は、「店を閉めてからも内部が監視され続けていると思うと何だかすっきりしない。カーテンを閉めるなど対策を考えなくちゃ」と不満を示した。



鄭世鎭 mint4a@donga.com