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期待のレスリング、早くも頓挫 

Posted August. 25, 2004 21:59,   

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1—0でリードしていた第2ラウンドの中盤。ジミー・サムエルソン(スウェーデン)に後取りを許したことに続いて、パーテールポジションで2点もの横崩しをされてあっという間に1—3に逆転。アン・ハンボン監督が「サムエルソンが足のところをつかんでテクニカルをかけた」と抗議したが、受け入れてもらえなかった。

韓国レスリングの看板スターの金仁燮(キム・インソプ、31、三星生命)が25日アテネ・アノリオシアホールで行われた2004アテネ五輪グレコローマンスタイル66kg級最終予選で敗れ、準決勝進出にならなかった。

続いて行われた最軽量級の55kg級最終予選でも林大元(イム・デウォン、28、三星生命)がゲイダル・マメダリエフ(ロシア)を迎えてまともに力も使えずに、0—3で敗れてしまった。

林大元は五輪3連覇に挑戦していた沈権虎(シム・クォンホ、現在代表チームトレーナー)を破って、代表常備軍生活10年ぶりに出場権を手に入れた期待株だった。進んで林大元のトレーナーになって、ノウハウを伝授した沈権虎は、「林大元があまりにも消極的な試合をした」と責めつけた。

金仁燮と林大元は韓国が期待をかけていた優勝候補。当初、彼らに少なくとも1つの金メダルを期待していた韓国選手団は連敗の消息に言う言葉を失った。伝統的な得意種目のレスリングで2個以上の金メダルを取って、大会終盤のメダルレースに再び火を付けるという計画が駄目になったからだ。

これから残った金メダル候補はレスリングではフリースタイル84kgのムン・ウィジェ(29、三星生命)ぐらい。メダル畑のテコンドーが残っているとは言え、韓国は当初13個だったの金メダル目標を下方修正せざるを得なくなった。

一方、 鄭智鉉(チョン・ジヒョン、韓国体育大学)はグレコローマンスタイル60kg級予選グループAの初試合で96年アトランタ五輪62kg級金メダリストのブロジミエシュ・ザバズキ(ポーランド)を10—2で大破した。

74kg級に出場した崔徳勲(チェ・トクフン、ソンシンヤンフェ)は1戦で五輪3連覇に挑戦するフィリベルト・アズクイ(キューバ)に2—6で敗れて、事実上準決勝進出が頓挫した。



張桓壽 zangpabo@donga.com