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先の見えない「7m紛争」

Posted August. 25, 2004 21:59,   

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▲怒った九美洞住民〓九美洞(クミドン)住民たちを刺激したのは、孫鶴圭(ソン・ハクギュ)京畿道(キョンギド)知事と李大鎏(イ・デヨプ)城南(ソンナム)市長、李正文(イ・ジョンムン)龍仁(ヨンイン)市長などが今月9日に署名した合意文。

ここには九美洞住民の意見が「道路連結及び迂回道路の新設」と書かれている。また、1ヶ月内に結論を下せるように協力して、各機関は建設交通部長官の決定によると明示されている。事実上「先に開通、後で迂回道路新設」に合意したのだ。

しかし、九美洞住民たちはこれまで道路接続は絶対いけないとの立場を曲げていないとし、この合意文はでたらめだと主張している。合意事実は24日に初めて知られた。

彼らは今月12、13日に九美洞に住む土工幹部の家の前でデモを起こして、これを阻止する土工職員ともみ合いになった。

▲問題の道路〓6月10日、竹田(チュクジョン)地区(1万8500世帯)の事業施行者である土工が、竹田地区の入居を控えて竹田〜盆唐(プンダン)を結ぶ道路(280m)の未開通区間7mに対する工事を強行して、双方の衝突が始まった。

九美洞の住民たちは工事を防ぐために、コンテナボックスと重装備を駐車しておいて24時間見張っており、土工はその隙間を利用して工事を強行しようとした。

この間、竹田地区には今までおよそ2750世帯が入居を終えた。途切れた道路によって竹田地区の住民たちは現在、出・退勤時間では車で10分の距離の盆唐線梧理(オリ)駅まで30〜40分かかるなど深刻な交通難を強いられている。

21日午後には道路工事の現場で竹田住民1000人余りが早急な道路連結を要求する集会を開いたりした。

九美洞のある住民は「私たちは竹田住民のじゃまをしているのではない」とし「これから入居するトンベク及びクソン地区など竜仁西北部地域ではみんなこの道路を利用するはずだが、それでは我が村はどうなるのか」と問い詰めた。

▲原因は乱開発〓前例のないこのような道路紛争は当局などが道路も作らずに宅地開発を推し進めた結果という指摘だ。

九美洞住民たちの要求は、接続道路を建設する前に、まず迂回道路を開通しなさいとのことだ。

建設交通部と土工は最初トンベク地区と竹田地区を結ぶ高速化道路を高架道路を通じて城南市クムゴクICに直接連結する計画だった。しかし高層ビルが多くてこの計画は宙に浮いてしまった。

また、首都圏南部地域の交通難を解消すると発表した各種の道路建設計画も、地方自治体間の異見などによって大部分事業期間が1〜2年延長された。

城南市の関係者は「2000年から竹田〜盆唐道路接続に反対して迂回道路の建設を要求したが、今まで政府と土工は見ているだけだった」とし「政府が交通改善対策を早急に推進したら道路紛争は起きなかった」と話した。



李宰明 egija@donga.com