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韓国軍、NLL作戦例規を緩和 実効性巡り議論も

韓国軍、NLL作戦例規を緩和 実効性巡り議論も

Posted September. 02, 2004 22:05,   

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北朝鮮の船舶が西海(ソヘ)北方境界線(NLL)を単純侵入した場合、警告射撃を慎むように、国防部が軍の作戦例規を改正したことが2日、確認された。

軍関係者は同日「6月の南北将官級会談で『西海上での偶発的な武力衝突防止』に合意したことにより、まず相互交信を通じて北朝鮮側の船舶がNLLを無力化しようとする意図で侵犯したのかを探知した後、北朝鮮の艦艇などが中国漁船の取り締まりや漂流漁船の救助、気象悪化などでNLLを単純侵犯したと判断された場合、警告射撃を慎むように作戦例規を修正した」と明らかにした。

しかし、同作戦例規は2002年7月に改正されてからわずか2年が経過したばかりであり、北朝鮮の船舶は韓国艦艇の無線呼び出し応じないことが多いため、現場では北朝鮮船舶のNLL無力化意図を判断しにくい、ということから議論を呼んでいる。

特に、今回の改正では、軍が北朝鮮船舶にNLL無力化意図があるかどうかを判断するまで、韓国海域で制限的にせよ活動できることを事実上許容することになる。

しかし、これに対して軍の関係者は「北朝鮮艦艇のNLL無力化意図が現われた場合、迅速な警告射撃に続き、照準射撃で撃破するとの原則には変わりがない」と強調した。

今回の作戦例規改正で、NLL作戦例規は「海上作戦線南側で柔軟に対応→NLL侵犯の際は国際商船共通網を利用した警告通信→北朝鮮側の艦艇が第3国船舶の取り締まりや北朝鮮側の船舶救助目的でNLL侵犯のとき、通信を維持しながら一時的な活動許容→北朝鮮側の艦艇NLL無力化意図がない場合、時間をかけて慎重に対応→警告射撃→撃破(照準)射撃」の順に改正された。

これに先立ち、軍は2002年6月の西海交戦直後に5段階だった作戦例規を「示威機動→警告射撃→撃破射撃」の3段階に単純化して、NLL挑発を封鎖するという意志を示していた。



朴濟均  phark@donga.com