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出産率ゼロの農村

Posted September. 03, 2004 22:53,   

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「小学校6年生のうちの息子が生まれて以来、うちの村で新生児は一人もいません」。

慶尚南道宣寧郡大義面(キョンサンナムド・ウィリョングン・デイミョン)ハチョン里の「青年里長」金ヨンソク氏(46)は3日、「60世帯の住民120人の中で65歳以上の老人が100人を越える」と話した。

20の自然村に1300人の住民が住んでいる大義面の場合、昨年の出生届け出は2件だけだった。今年は8人が出生を届け出たが、日本など海外で暮らしている人たちの子供を除けば、3人に過ぎない。若者が都市へ流出し、農村にお年寄りだけが残った後の出産率急落をよく示す事例である。

慶尚南道の調査結果、道内20の市郡の中で、宣寧、南海(ナムヘ)、山清(サンチョン)、咸陽(ハムヤン)、陜川(ハプチョン)など5郡の54の面地域は昨年の出生届け出基準出産率が1ヵ月以上「0」を記録した。これらの自治体は65歳以上の老人人口が20%以上の超高齢化社会に進んだところだ。

宣寧郡華井(ファジョン)面・柳谷(ユゴク)面、南海郡尚州(サンジュ)面、山清郡梧釜(オブ)面・生草(センチョ)面・三壮(サムジャン)面の6つの面は、昨年9ヵ月間出生届け出が1件もなかった。また、宣寧郡七谷(チルゴク)面・正谷(ジョンゴク)面・宮柳(グンリュ)面、咸陽郡柳林(ユリム)面、陜川郡双栢(サンベク)面は8ヵ月間出生届け出がゼロだった。

出生届け出があっても農村地域面単位の年間新生児の数は2〜8人前後のところが数え切れない。それさえも自治体の「人口増やし」施策によって、住民登録だけを農村に置いて、近くの都市に住んでいる公務員と機関団体の職員が相当数で、虚数の場合が多い。



姜正勳 manman@donga.com