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徴用も悔しいのに、家から追い出される羽目に

徴用も悔しいのに、家から追い出される羽目に

Posted September. 15, 2004 22:34,   

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「徴用で引っ張られて来て住んでいるウトロ地域の在日韓国人が、慣れ親しんだ家から追い出されないように協力してください。」

15日正午、韓国住居環境学会主催で韓中日国際学術大会が開かれている江原道春川市(カンウォンド・チュンチョンシ)の江原大アサン館会議室。在日韓国人4人と支援団体会員など7人が韓服(韓国の伝統衣装)を着てデモをしていた。

日帝強制占領期の時、軍用飛行場建設現場に徴用された韓国人労動者たちであるこの在日韓国人たちの要求は、現在住んでいる日本京都府宇治市伊勢田町ウトロ51番地にそのまま住めるようにして欲しいということ。ウトロには1600人あまりが集落を成して住んでいたが、現在は65世帯300人あまりだけ住んでいる。

彼らの不運は、この土地の元所有主である日産自動車系列会社が1987年、不動産会社に土地を売却しながら始まった。同社は在日韓国人を相手に退去訴訟を出して勝利した。これによって、在日韓国人はいつでも追い出されることになったのだ。

ファン・スンレ氏(72・女)は、「ウトロは太平洋戦争当時引っ張られて来て雑草畑を掘り起こして居住地を作ったところだ。我々には何にも替えられない大切な土地だ。今後もここで住めるように助けて欲しい」と訴えた。

ウトロの在日韓国人たちは、「強制に引っ張って来たくせに、労役に対する補償もなしに集落地から出て行けというのはありえない」と言い、国際人権団体に協力を要請した。



崔昌洵 cschoi@donga.com