うなだれた「超豪華軍団」レアル・マドリード、肩の抜けたジネディーヌ・ジダン、血を流すレフリー。
16日行われた04〜05欧州チャンピオンズリーグサッカー大会本選組別リーグ試合は異変と負傷、レフリーの怪我とで大きく荒れた。
ドイツ・レバクゼンで行われたバイヤー・レバークーゼン(ドイツ)—レアル・マドリード(スペイン)の本選B組の第1戦。レバークーゼンはヤチェク・クリノベク、フランカ、ディミタル・ベルバトフの連続ゴールで、ロナウド、ジダン、ベッカム、ルイス・フィーゴが総出動した豪華メンバーのレアル・マドリードを3—0で大破した。これでレバークーゼンはチャンピオンズリーグのレアル・マドリード戦で1引き分け4敗のすえ、甘い初勝利を味わった。
レアル・マドリードは「中盤の指令塔」のジダンが後半序盤に肩関節脱臼の負傷を負い、今後最低3週間は試合に出場できない不運が重なった。
同じ組のASローマ(イタリア)対ディナモ・キエフ(ウクライナ)戦では、レフリーが観客の投げたものに当たって怪我をするトラブルが起きた。前半終了直前、スウェーデン出身のアンデルス・プリスク主審が、反則をしたASローマの守備手フィリップ・メックセに退場を宣言した直後、スタンドから飛んできたライターとみられるものが額を当たった。試合はキエフが1—0でリードしている状況で中断され、欧州サッカー連盟(UEFA)は懲戒委員会を開き、ASローマ球団側に重い懲戒を下すものとみられる。
權純一 stt77@donga.com