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胡錦濤総書記、「以民爲本」掲げ党改革へ

胡錦濤総書記、「以民爲本」掲げ党改革へ

Posted September. 19, 2004 22:16,   

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胡錦濤党総書記(国家主席)の率いる中国第4世代指導部の新しい政策の道筋を示す中国共産党第16期中央委員会第4回全体会議(4中全会)が19日、閉幕した。

今回の四中全会では何よりも時代の変改にふさわしい党体質の改善に焦点を当てた。

中国のある政治問題専門家は「会議の中心議題は、あくまでも党整備だ。これは、党に対する人民の支持強化と、時代の流れに見合う組織の建て直しに集約される」と説明した。

今回の四中全会はまた、胡主席−温家寶首相体制の統治力が問われる試金石になっており、その結果は時間がたつにつれて少しずつ現れるものとみられる。最高指導部が合格点を得れば、第4世代指導部の権力基盤はいっそう強固なものになるのに対し、政策的な過ちに対する指摘がろ過なしに出れば、胡主席に対する党内の一部勢力のけん制は、当分の間続くものとみられる。

今回の会議では、とりわけ江沢民国家中央軍事委主席の辞職説が相次いで取り沙汰され、ただならぬ関心が寄せられている。江主席の辞職が現実のものになれば、中国指導部の権力構図に変化が避けられないからだ。

会議ではまた、党内民主化を拡大する方策が話し合われており、これを実現するためのシステムとして、党内組織に対する監査制と民主的な手続きによる幹部選抜、票決制の拡大適用などが検討されたものといわれている。

にもかかわらず、今回の4中全会では取り立てて画期的と言える措置や決定はなかったものという。

党の内外では△ボトムアップ型の党内言路の活性化△政治局の意思決定過程の透明化などを通した党内民主化が最優先課題とされてきたが、これと関連した根本的な変化は見当たらなかった。共産党の一党支配体制が持つ限界という指摘だ。

これに対し、胡主席はカリスマ性を売り物にした歴代執権者たちとは違って、党内の民主化と政策の透明性をもとに、支持の裾野を拡大しようとしていると、北京の観測筋たちは分析している。旧時代のイメージを受け継いだ権力者ではなく、集団指導体制の舵取り役を担うという思惑だ。

今回の4中全会が持つ一つの意味は、13億人民の「小康(日常生活に余裕のある水準)」社会実現に向け、党内の改革が求められているということだ。

胡主席が、4中全会の報告で強調した「以民爲本・農民を根本とする」精神を党内に根ざすためには、安定した政策執行力が重要かつ差し迫った課題となっている。

このため、党指導部は今回の会議で不完全な領導方式および統治システム、党幹部の資質不足、改革と変化に従えない基礎組織などに対する問題点を掘り下げて話し合った模様だ。



黃有成 yshwang@donga.com