▲アンディー・ウォーホルの芸術神話展〓20世紀ポップアートの巨匠、アンディー・ウォーホル(1928〜87年)の自画像と肖像連作を紹介する展示。米国アンディー・ウォーホル財団の協賛で開かれる今回の展示に発表される作品(25点)は1977年〜1986年の間に製作されたものなどだ。
自画像でのウォーホルはか弱く見えるが、目つきは強烈で不死身のようだ。黒色をバックに銀色染めの頭でクローズアップされたウォーホルは、まるで幻覚から抜け出てきたように観客を直視している。
同時に紙の上のシルクにシルクスクリーンで印刷したジェーン・フォンダ、ジャン・ミッチェル・バスキア、ジョセフ・ボイス、デンマークのマーガレット2世女王など20世紀有名人やスターたちの顔も見える。マンガの1コマ、新聞報道写真の1カット、映画俳優のブロマイドなどマスメディアの媒体をシルクスクリーンでキャンバスに転写拡大する手法で、現代の大量消費文化を賛美すると同時に批判する。入場料4000ウォン。10月24日までソウル清淡洞(チョンダムドン)ジュリアナーギャラリー。28日休館。02—514—4266.
▲ローマ帝国の「人間と神様」特別企画展〓ソウル歴史博物館(キム・ウリム官長)が韓国とイタリアの国交正常化120周年を迎え開く展示だ。ソウル歴史博物館とイタリア大使館共同主催で開かれる今回の行事には、イタリアのトスカナー博物館所蔵の遺物の中で大理石彫刻像と工芸品、宝石類など390点余りが展示される。展示会のテーマは「人間と神様」。「人間」コーナーではローマ人の日常的な姿をうかがうことができる陶磁器、壷、灯台を含めて皇帝の姿が刻まれた小銭、ローマが誇った陰刻宝石類が展示される。「神様」コーナーではジュピターの頭上と仮面、ミネルバの頭上と小型ブロンズ像、ヘラクレスの彫刻像などが展示される。博物館の入場料(大人700ウォン、青少年及び軍警300ウォン、子供及びお年寄り無料)だけで観覧。24日〜11月14日、27日は休館。02—724-0274〜6
▲その他〓ウェブ作家「チャン・ヨンヘ重工業」は、フラッシュプログラムを利用して作った動くテキストと音楽で構成されているウェブアート作業「ドアを壊して!(Bust Down the Door!)」を見せてくれる。強いビート音楽とともに10個のプロジェクターを通じて、早い速度で点滅するゴシック文字の動きが観覧客の目を引く。10月31日まで(27日〜28日休館)。ソウル太平路(テピョンロ)ロダンギャラリー。02−2259—7781。
ヤン・マンギの「アーティストカンパニー(Artist Company)」展は、フランスのキッチン用品会社であるテパルの後援で「テパルが夢見る家」展を開く。作家は現代の台所が食べ物だけを作る空間ではなく家族が一緒に集まる、愛があふれる空間という点を見せてくれる。家族をテーマに作家が直接デザインしたフライパンなどキッチン用品も展示される。10月5日まで(28日休館)ソウル仁寺洞(インサドン)カナアートギャラリー。02—720−1020。
ソウル市役所前のソウル広場では「ナショナルジオグラフィク」の代表作家、マイケル・ヤマシタが3年間マルコ・ポーロの「東方見聞録」の旅に付いて撮影した写真を集めた「マルコ・ポーロへの道を歩く」展が開かれる。環境財団(崔冽常任理事)主催で24時間無料で開かれるこの写真展は、ドキュメンタリー写真90点と解説で構成される。ベネチアから北京まで美しい自然環境、戦争、貧困、地震による環境破壊の現場、復旧のために努力する姿を撮った写真が展示される。20日〜10月31日。02—725—3654。
許文明 angelhuh@donga.com