中国が米国を抜いて、初めて韓国の最大の貿易対象国家に浮上した。KOTRA(大韓貿易投資振興公社)北京貿易館が22日伝えたところによると、今年1〜7月、韓中貿易規模は438億9000万ドル(約5兆円)にのぼり、韓米(402億ドル)と韓日(392億8000万ドル)の貿易規模を突破した。
中国は、韓中国交正常化が実現された初年度の1992年には、韓国にとって6番目の貿易対象国家だったが、翌年の93年に3番目になって以降、およそ10年が過ぎた03年、2位に1ランクアップした後、今年、初めて第1位に浮上した。対中貿易収支の黒字も1〜7月、121億7000万ドルにのぼり、対米黒字規模の79億ドルを抜いて、最大規模の黒字となった。
今年に入って韓国の輸出対象国家は、中国、米国、日本の順で、輸入は日本、米国、中国の順だった。KOTRA関係者は「韓国の対中輸出規模と貿易収支黒字の幅が拡大されることによって、中国政府が韓国産製品に対するアンチダンピング規制を強化し、黒字幅縮小を求める可能性も高まっていることから、適切な対策作りが急がれる」と指摘した。
鞖克仁 bae2150@donga.com