盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は1日、「国防改革を一貫して強力に進めていくべきだ。何よりも軍自らの強力な改革意志が求められる」と強調した。
盧大統領は同日、忠清南道鶏龍市(チュンチョンナムド・ケリョンシ)の鶏龍大学大練兵場で行われた第56周年「国軍の日」の記念式典で演説し、「過去も国防改革に向けたさまざまな措置が試みられたが、一部運用上の改善があっただけで、本格的で構造的な改革は行われていない」とし、このように述べた。
盧大統領はまた、「国防組職の専門化、文民化のような革新を通じて、国防運営の効率性と合理性をより一層高めていかなければならない。国防改革に対する各界各層の意見を積極的にまとめて、国防長官を中心に根本的かつ持続的な改革を進めてもらいたい」と促した。これを受けて今年7月の尹光雄(ユン・グァンウン)国防長官就任以後、本格化している国防部の文民化作業にさらに拍車がかかる見通しだ。
盧大統領は、「国防組職の革新を土台にして情報化、科学化した技術集約的な戦略構造へ発展させて、未来戦の遂行に備えなければならない。また、韓国軍主導の作戦遂行が可能で、統合戦力をよく発揮できるシステムを構築すべきだ」と述べた。
自主国防問題については、「自主国防と韓米同盟はわれわれの安保の重要な二大柱で、安保に対する自主的な力量を備えてこそ、韓米同盟もさらに強固で未来志向的に発展していくことができる。今後とも韓米同盟は韓半島と北東アジアの平和と安定のために持続的な役割を果たしていく」と説明した。
盧大統領は続いて、「自信を持って不足している戦力を段階的に補完していけば、少なくとも北朝鮮に対する抑止力だけは私たちが主導できる能力を近い将来に備えることができるだろう」とつけ加えた。
金正勳 jnghn@donga.com