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[社説]南北首脳会談、透明で堂々であるべき

[社説]南北首脳会談、透明で堂々であるべき

Posted October. 05, 2004 21:53,   

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鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官が国会で、「南北首脳会談は少なくとも05年には実現すべきだと思っている」とし、2回目の首脳会談推進意志を明らかにした。結論から言えば、南北首脳会談に反対する理由はない。数々の議論にもかかわらず、00年6月初の首脳会談は南北の和解と韓半島の平和に大きく貢献した。南北の指導者が再び顔を合わせて手を取り合うことができれば、相互不信から信頼へ進むもう一つの大きな一歩になるだろう。

しかし、成功的な会談のためにはいくつかの原則と前提が満たされなければならない。第一に、2回目の首脳会談は南北の合意であることを忘れてはならない。00年南北共同宣言で金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮総書記は、「適切な時期にソウルを訪問する」ことを約束した。4年が経っても約束が実現していないのは北朝鮮のせいだ。北朝鮮が約束を守るために努力すべきであって、私たちが引きずられたり急ぐことではない。南北の首脳が合意を守らない限り、画期的な関係改善が難しいということを北朝鮮に明確に認識させる必要がある。

第二に、南北首脳会談は透明に推進されなければならない。鄭長官発言以後、統一部は「従来の立場と変わったことがない」と釈明した。そうした釈明だけでは政府がひそかに会談を進めているのではないかという疑念を払拭させることができない。大多数の国民は初会談を実現させた秘密接触が、結局は数億ドルの会談の見返りを支払うための取引だったという事実をはっきり覚えている。

南北首脳会談は実現の過程から堂々たるものであってこそ、国民の支持と声援を受けることができる。首脳会談は「ビックリショー」になってはならない。ただでさえ、世間では首脳会談推進と国家保安法廃止の動きがつながっているのではないかという疑惑が広がっているではないか。

南北対話が急がれているならば、北朝鮮の一方的な不参加によって中断された長官級会談からまず再開するよう努力しなければならない。厳しくなった国内状況を回避するための局面転換用として南北首脳会談を活用しようとする考えは直ちに止めるべきある。