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米軍のC4I費用、韓国に追加要求 韓国政府戸惑い

米軍のC4I費用、韓国に追加要求 韓国政府戸惑い

Posted October. 18, 2004 23:03,   

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米国が戦術指揮統制(C4I)体系の現代化費用を韓米防衛費分担金項目に追加してくれることを要求(東亜日報18日付A1面報道)したことと関連して、政府の外交安保関係省庁は「龍山(ヨンサン)米軍基地移転合意に反する追加分担要求」とし、戸惑いを見せた。

尹光雄(ユン・グァンウン)国防部長官は18日、国会国防委員会の国政監査で、米側のC4I費用負担要求と関連したヨルリン・ウリ党の安泳根(アン・ヨングン)議員の質疑に、「極めて重要な問題であり、慎重に取り扱わなければならないと判断している」としながら、「しかし今のところは同意できない内容と思われる」と明らかにした。

外交通商部(外交部)の関係者は同日「米国側が防衛費分担交渉の草案で、C4I費用を在韓米軍駐屯費用の一部とみて、韓国が負担する防衛費分担金をC4I現代化のために使用することができることを希望したのは事実だ」と述べ、米側の要求があったことを認めた。

しかし、同関係者は「政府は最近、仮署名した龍山基地移転合意書(UA)上の韓米合意が守られて、その主旨が防衛費分担協定である特別措置協定(SMA)や他の部分に転嫁されないよう交渉に臨む」と話し、線を引いた。

別の外交部当局者も「米国側が△C4Iの現代化費用△公共料金△各種の賃貸料△一部施設の維持費などを防衛費分担金項目に入れてほしいという要求をしているため、一応検討はするものの、項目を新設する必要性は感じない」とし、米側要求に否定的な立場を明らかにした。

米国側は8月に終了した龍山米軍基地移転交渉で、C4I現代化費用と賃貸料などを韓国が分担する案を含ませようと粘り強く努力したが、政府の拒否で壁にぶつかったという。そのため、防衛費分担交渉にその費用を含ませようという試みと、政府は把握している。基地移転交渉では失敗したが、他の交渉で費用を転嫁するためにこのような提案をしたという話だ。

これと関連して、龍山米軍基地交渉は米国防総省が、防衛費分担問題は国務省がそれぞれ交渉の主導権を握っていて、両省庁間の政策調整が十分に行われなかったため、行き違った提案が出たという分析もある。米国に合わせて政府も8月に防衛費分担問題の交渉チャンネルを国防部から外交部に代えた。

しかし政府は、今回のC4I費用負担問題が韓米関係に新しい葛藤の火種となるのではと憂慮している。潘基文(バン・ギムン)外交部長官は「今度の米側の要求は米政府の立場を草案として提示したものであり、現在検討と協議が行われている」とし、波紋が拡大するのを警戒した。



taewon_ha@donga.com