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ハンナラ党、政権首脳の「朝鮮・東亜発言」に集中砲火

ハンナラ党、政権首脳の「朝鮮・東亜発言」に集中砲火

Posted October. 20, 2004 23:12,   

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野党ハンナラ党は、政府与党の首脳らが軒並み東亜(トンア)日報と朝鮮(チョソン)日報を非難する発言を行ったことに絡み20日、「権力が言論を思うがままにできるとする妄言」と激しいトーンで糾弾した。

特に、李海瓚(イ・ヘチャン)首相による東亜・朝鮮非難発言に続いて、与党ヨルリン・ウリ党李富栄(イ・ブヨン)議長まで李首相の発言を擁護する態度を示したことに対して、「意図的な攻勢」という見方が支配的だった。

ハンナラ党の金徳竜(キム・ドクリョン)院内代表は、同日の党役員会議の席で、「李首相は一体海外へ外交に行っているのか、批判勢力の悪口を言いに行っているのか区分が付かない。この政権は大統領であれ首相であれ、与党議員であれ、どうして特定新聞と野党に対して、これほど被害妄想症を見せているのか分からない」と非難した。金代表は続いて、「今は国民皆が社会・経済・安保不安で苦しんでいる中で、とんでもない話を持ち出す時間があれば、切羽詰った民生経済問題から悩んでほしい」と述べた。

同党の金炯旿(キム・ヒョンオ)事務総長も、「首相の卑俗語や無礼極まりない言葉、脅しをかけているような姿を見て、恥ずかしくなった。最近、大統領が静かになったら、首相が大統領の真似をするとして『この大統領にしてこの首相』という言葉が出回っている」と述べた。さらに、「李首相の言う言論改革というのは、結局はマスコミの首を締め付けて、政府の言いなりにしようとする陰謀であることが明るみに出た」とつけ加えた。

李首相が、「(東亜と朝鮮が)私たちを社会主義に追い込んでいこうとしているが、わが政権は欧州の基準で中道右派だ」と主張したのもまな板に載せられた。

李漢久(イ・ハング)政策委議長は、「李首相が数回も『現政権の政策は左派でない』と話したのは、左派政策に対してノイローゼかヒステリー状態にあるという証拠」とし、「(政府与党が)左派政策について劣等感を持っているか、自ら後ろめたいところがあるからだ」と批判した。

李議長はまた、「極左派の立場では左派が右派に見える。政策が左派か右派かを評価するためには、『グローバルスタンダード』とともに、成長と分配、市場中心なのか国家優先なのかなど、総合的な項目で評価しなければならない」と主張した。



鄭然旭 jyw11@donga.com