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盧大統領、「社会的弱者のエゴは認めないと」

盧大統領、「社会的弱者のエゴは認めないと」

Posted October. 20, 2004 23:11,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は20日、「自分の利益だけを優先する首都圏の主張がそのまま通される時代になってしまうと、発言力の弱い地域は対立と葛藤で深刻な状況に陥りかねない」と話した。

盧大統領は同日、忠清北道(チュンチョンブクド)の堤川(チェチョン)市役所で開催された「忠清北道の革新的な発展に向けた5ヵ年計画の討論会」に出席し、「影響力のある集団や優秀な集団、力のある地域による集団エゴは、社会的格差を広げるとともに、葛藤を深めることで深刻な悪循環を招きかねない」と、強い口調で述べた。

盧大統領はまた、「その観点から、地方のエゴと首都圏のエゴを一緒にしてはならない。首都圏は国全体をリードする地域として、国レベルでの目線を持ってもらいたい」と呼びかけた。

この盧大統領の発言は、ソウル市と京畿道(キョンギド)が、首都移転に激しく反対していることに触れたものだが、「新行政首都建設に関する特別法」が憲法に反するかどうかをめぐる憲法裁判所の判決が21日に発表されるのも意識したものとみられる。

さらに盧大統領は、「社会的弱者、疎外された地域、立ち遅れた地域は、力を結集して大きな声を出してこそ、支援なども得られるので、時には地域エゴや集団エゴを認めざるを得ない場合もある。しかし、力があったり、富を持つ人や地域には、自分だけの利益のために団結してはならず、皆を受け入れ、皆で分かち合い、皆で前へ進むことが求められる」と話した。



金正勳 jnghn@donga.com