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現代車の鄭会長、念願の溶鉱炉事業参入を宣言

現代車の鄭会長、念願の溶鉱炉事業参入を宣言

Posted October. 21, 2004 23:30,   

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▲世界8位の鉄鋼メーカー目指す〓同社の鄭夢九(チョン・モング)会長は21日、唐津(タンジン)製鉄所を訪問し、「高炉事業に参入し、世界8位の鉄鋼グループに躍り出る」と発表した。

唐津製鉄所の本来の持ち主だった韓宝(ハンボ)鉄鋼は、COREX工法を利用した溶銑生産設備を導入してきたが、1997年に不渡りを出し、建設が中断された状態だ。現代車グループは、COREX設備の生産性を低いと判断し、解体して溶鉱炉を設置する計画を打ち出した。鄭会長は「現在、自動車エンジンのカムシャフトのような部品を作るために日本から中間鉄鋼材を輸入して使っている。自前の高品質鉄鋼材が調達できない限り、世界最高レベルの自動車生産は難しい」と話した。

業界は、高炉1基の設置に2兆ウォン以上かかり、現在の唐津工場の敷地程度の空間が、さらに必要になるとみている。

▲現代車、念願の事業〓現代車グループはこれまで、一貫製鉄所への進出を持続的に試みてきたが、その都度、失敗を喫してきた。現代車グループは昨年初め、ポスコとの訴訟まで起こしている。

系列会社の現代ハイスコは、熱延鋼板を材料に自動車鋼板用の冷延鋼板を生産して現代車に納品しているが、熱延鋼板を独占的に生産するポスコが熱延鋼板の供給を断ったことが原因となった。

現代車は来年中に唐津製鉄所の熱延工場を再稼動させ、溶鉱炉まで設置すれば、熱延鋼板の原料も調達でき、長年の課題が解決される。

現代車グループが一貫製鉄所の建設を推進することで、国内鉄鋼業界はポスコによる独占体制から競争体制へと様変わりする見通しだ。



高其呈 金斗英 koh@donga.com nirvana1@donga.com