▲4大グループの共通点〓4大グループの主力企業は全て中国持株会社を北京に設けて、大陸に点在している生産基地と販売法人を管理している。最近は中国の生産基地を拡大して、先端製品を除いた現地需要は現地で生産する方向に向かっている。
中国市場の重要度が高くなるにつれて、新製品の供給サイクルも早まっている。「ソナタ」や「エラントラ」など、3〜4年過ぎたモデルを中国で販売していた現代(ヒョンデ)車は、今年初め市販が始まったスポーツ・ユーティリティー・ビークル(SUV)の「トゥサン」を、12月から中国市場に送り出す計画だ。三星(サムスン)電子とLG電子も高価の新製品を韓国と中国で同時に市販している。
▲プレミアム市場かマス市場か〓LG電子と現代・起亜(キア)車は、中国市場での成敗が会社の運命を左右するほどの「オールイン(全てをかける)戦略」を展開している。
プラズマ・ディスプレー・パネル(PDP)と液晶表示装置(LCD)テレビ部門で中国市場1位のシェアを占めているLG電子は、洗濯機、冷蔵庫、エアコン、電子レンジなど白色家電市場でも中国企業と1、2位を争っている。LG電子側は、「家電が目玉のLG電子は中国で高価品だけを売っては多くの利益を出せない。大規模な現地生産施設を設けて、プレミアム・マーケットとマス・マーケットを共に席巻する戦略を駆使している」と述べた。
現代・起亜車も07年をめどに中国内の自動車生産台数を100万台に増やして、中国市場で20%(現在は10%)のシェアを占めるという目標の下で、猪突的な速度で中国市場でフルラインアップを整えている。
現代車のク・ヨンギ中国チーム長は、「国際的な自動車会社がみんな中国で総力戦を展開しているため、リスクを恐れて投資を躊躇する余裕がない。中国での成功なしに『2010年グローバルトップ5入り』という目標達成は不可能だ」と強調した。
これに対して、三星電子はいまだ富裕層に集中するプレミアム戦略を広げている。三星中国本社の金ヨンジン部長は、「三星電子の売上の中で中国の占める比重はまだ大きくない上、リスク管理を重視するグループ文化も働いている」と述べた。
SK(株)の崔泰源(チェ・テウォン)会長は先月末、北京に中国持株会社を設立して、内需指向型の会社文化を海外市場開拓型に変えていくと宣言した。
李炳奇 李姃恩 eye@donga.com lightee@donga.com