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韓国女性、資金対策なしに老後を楽観

Posted November. 01, 2004 23:18,   

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▲若いときは子女に「全力投資」、老後準備は40代以後〓老後に子女の経済的支援なしに夫と自分の力で暮すという応答者が86.9%を占めた。特に、夫の経済的扶養がなくても暮らしていけるという応答者は82.6%にも達した。

しかし、このために欠かせない老後資金準備は優先順位から落された。

家計資金は主に子女の教育費(46.8%)と住宅資金(25.2%)に使うという答えが多く、老後準備は19.5%でその次だった。

一番上の子が小学生か、末っ子が中高校に通っている主婦は、家計資金の4.1%と5.4%だけを老後準備に使うとの調査結果だ。

老後準備は40代に始めるという回答が40.4%で最も多かった。

研究責任者である金ジョンスク韓国女性開発院研究委員は、「特に、就業経験のない女性であるほど、老後に対する『対策のない楽観論』を持っていた」と話した。

▲財テク情報は友達から、投資決定は夫と一緒に〓家庭の金融資産を運用する権限を持っている応答者は45.4%。しかし、詳細は生活費と公課金、貯金、保険に対する運用および管理権限が大きく、リスクの伴う投資に対する権限は相対的に少なかった。

リスクの伴う資産に対する投資決定権を持った応答者は13.5%だった。リスクの伴う資金管理は夫に依存する傾向があるという意味だ。

資金管理に必要な情報を得る対象は友達と親戚、仲間など知り合いが58.6%で、その次がインターネット(16.0%)、マスコミの広告(12.8%)、金融会社(11.0%)の順だった。

チョン・ソンファン三星(サムスン)投資信託運用次長は、「知り合いが勧めなければ新しい金融サービスを受けないという回答が42.5%にも及んだ」と言った。

▲生涯財務設計と投資者教育が急がれる〓「生涯財務設計」の概念と必要性に対する理解度は年令と学歴に関係なく、20%前後で低かった。

生涯財務設計と言うのは、人生の段階別に一生で必要なお金の規模と調逹方法などを計画する資金管理の初過程だ。

思いがけない所得が入れば貯蓄するという人は33.7%、投資するという女性は19.7%だった。

確定利率の金融商品が良いという応答者は71.7%だった。一方、高い収益を得るためにはリスクを甘受するという応答者は24.4%にとどまった。

金イルソン資産運用協会理事は、「女性の財務管理能力を育てるため、多様な投資者教育と社会的関心が必要だ」と話した。



申錫昊 kyle@donga.com