Go to contents

市郡地域の学生、ソウル大に入りやすくなる

市郡地域の学生、ソウル大に入りやすくなる

Posted November. 01, 2004 23:18,   

한국어

▲市郡地域は増加、ソウルは減少〓地域均衡選抜選考第1段階合格者資料によると、市郡地域出身の学生の割合は1段階全体合格者1380人のうち、それぞれ37.4%と7.5%を占めた。

これは昨年の随時募集(最終合格者基準)時に比べ、それぞれ9.1%、3.8%増加したことになり、同地域の高校3年生の割合である40.8%、7.5%に近接した数値だ。

ソウル大入学管理本部の関係者は、「今まで1人の合格者も出せなかった地域の学校でも、この選考を通じて合格者を出すことができると期待している」と言った。

実際に、今回の選考には、昨年志願者を出さなかった23の郡に所在する28高校を含め、188校が新たに志願者を出した。

同関係者は、「数値を公に発表するのは難しいが、彼らのうち相当数が1段階選考をパスした」と述べた。

一方、昨年の随時募集時に38.2%の合格者を出したソウル地域出身の学生数は、今回は23.4%に減った。江南瑞草松坡(カンナム・ソチョ・ソンパ)などいわゆる「江南」出身の割合も8.9%から3.5%に減り、同地域の高校3年生の割合である5.1%にも及ぶことができなかった。

▲地域均衡選抜選考の内容〓地域均衡選抜選考は、全国高校別に3人以内の推薦を受けて1段階で各単科大が内申成績だけで2、3倍数を選抜した後、2段階では1段階成績(80%)と書類、面接(20%)で選ぶ。

今回発表された結果は、内申のみを基準に選抜した1段階通過者1360人の地域別分布で、今年の募集定員659人の約2倍にあたる。

高校別に3人の推薦を受けるうえ、昨年の随時募集時と違って、大学修学能力試験(修能)2等級を全体ではなく二つの領域でだけとれば良いように基準を低めたため、地方学生らの志願が大幅増えた。

ソウル大入学管理本部の関係者は、「まだ最終選考が残っているものの、2段階でも1段階成績の80%が反映されるので、合格者の割合自体はあまり変わらないだろう」と述べた。

ソウル大は地域均衡選抜選考で人文大40%、生活科学大30%など単科大別に募集定員の20〜40%を選抜するようにする計画だ。

▲意味〓地域均衡選抜選考はソウル、特に江南を中心とした入学生偏重現象を緩和して学生構成を多様化し、相対的に教育など社会経済的環境の良くない学生たちにも公正な機会を与えるため、今年初めて導入された。

ソウル大入学管理本部の金京範(キム・キョンボム)責任専門委員は、「優秀学生の基準を多様化した選考だ。たとえ教育環境が相対的に劣悪で、修能と他の選考要素での競争力は劣っていても、潜在力のある学生を発掘するため」と説明した。

実際、昨年の定時と随時を合わせた合格者のうち、ソウル地域出身が全体合格生の38.9%で、在京高校3年生の割合である24.6%を遥かに上回り、郡地域出身学生は1.6%にとどまった。66の市郡地域が1人の合格者も出せず、このような現象は2000年以降毎年だった。



全智媛 podragon@donga.com