半期別サービス業の売り上げが史上初めて減少に転じた。デパートと市場はもちろん、飲食店と美容室、公衆浴場など、サービスの全業種にわたって不況が響いている状況だ。
統計庁が5日発表した「サービス業活動動向」によると、今年第3四半期(7〜9月)のサービス業の生産(売り上げ)は、昨年同期比1.3%も減少した。半期別サービス業の生産が前年同期比マイナスとなったのは、統計庁が1999年サービス業の統計をまとめて以来、今回が初めてだ。
月別にもサービス業は9月に前年同月比0.8%減り、3ヶ月連続マイナスとなっている。サービス業の生産が、3ヶ月連続のマイナスとなったのは今回が初めてだ。
代表的な内需業種である卸売業の場合、9月に家庭用機器・家具(−9.4%)、総合小売業(−3.6%)などの低迷で2.4%減となり、03年以来20ヶ月連続して減少している。卸売業も、昨年9月に比べ0.8%減り、2ヶ月連続の減となった。
消費マインドの冷え込みが中間層と高所得者層にまで飛び火し、外食、教育、文化への支出も急減している。
「不況の無風地帯」とされていた塾業界は、9月に13.5%も減り、サービス業の統計作り以来最大の減少となった。
2日、飲食店の店主たちが「釜のふたデモ」を行うほど、売れ行きが芳しくない飲食店も生産が0.9%減り、12月以来10ヶ月連続の減となった。
孔鍾植 kong@donga.com