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伝統的価値を守る新グループが登場

Posted November. 07, 2004 23:04,   

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自由主義と市場経済価値を擁護する、いわゆる「ニューライト(New Right)」グループが動き出した。

ニューライト・グループは、国家主義に傾いた従来の保守勢力とは違いを見せながらも、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の主要政策は十分な国民的意見の収れんなしに急進的に推進されていると批判し、最近、部門別に勢力化しようとする動きを見せている。

これまで、主要な国家懸案に対して積極的な意思表示をしてこなかった批判的な自由主義グループがこのような具体的な行動に出たことで、現政権の「改革ドライブ」にかなりのブレーキがかかる見通しだ。また、現政権発足以来、進歩の方向にかたむく傾向を見せていた韓国社会の理念バランスが、均衡を取り戻す一助となるものと思われる。

ニューライト・グループの動きは、市民団体、学界、経済界などの各分野で具体化されつつある。

ソウル朝鮮族教会の徐京錫(ソ・ギョンソク)牧師は7日、記者との電話インタビューで、「『国を考える(仮称)』という中道的な市民団体を構想している」とし、「団体に参加する要人たちの意見を集め次第、年明けにも発足さえる予定だ」と話した。

現政権の外交政策に批判的な外交安保分野の中堅学者約50人は先月、「21世紀地球ネット」(会長・河英善ソウル大学外交学科教授)を結成した。西江(ソガン)大学の申志鎬(シン・ジホ)教授など、学生運動出身者で実用的路線を支持している386世代の学者らは、「今の政権の386勢力は、過去の親北主義的思考を捨てることができていない」と批判し、今月末にも「自由主義連帯」を発足させることにした。

経済界ではすでに、韓国経済学会所属の教授たちが、「現政権の経済政策が、成長よりは分配に偏っている」とし、現政権の経済政策を「左派政策」として批判している。

また30、40代の中道性向の弁護士たちも、憲法裁判所の首都移転違憲の決定を引き出した李石淵(イ・ソクヨン)弁護士を先頭に、進歩性向の「民主社会のための弁護士の会」(民弁)に対抗する独自の弁護士団体の設立を推進している。

国民大学政治学科の金亨俊(キム・ヒョンジュン)教授は「現政権の不安定な国政運営方式に危機感を感じながらも、従来の保守勢力とはある程度の距離を置いた、保守・中道勢力が結集しつつある」としながら、「今後、政界でも勢力化の動きが広がるだろう」と話した。



鄭然旭 jyw11@donga.com