読売新聞が9日、米政府高官のコメントとして伝えたところによると、米政府は、北朝鮮が核関連物質を第3者に渡す段階を「真の限界線(レッドライン)」と規定し、この一線を越えた場合は「即座に反応」し、厳しく対処する方針を固めた。
同紙は、これと関連「この米政府高官は、北朝鮮がレッドラインを越えた場合の具体的対応については説明を避けたが、事実上、軍事行動をも辞さないとする強い警告を発したものと言える」という見方を示した。ブッシュ米政権の高官が、北朝鮮の核問題に関連、レッドラインの限界に言及したのは初めて。
読売新聞は、また、この高官が「核物質の第3者への移転」について、「(北朝鮮は)うまくやり遂げられるなどと決して思わないことだ」などとも述べた、と伝えた。
また、同紙によると、別の米政府高官は、イラク情勢への対応で北朝鮮に十分な軍事圧力がかけられないとの見方があることについて、「イラクに投入されているのは陸軍。北朝鮮には主に海軍と空軍が対応する。(イラクは)足かせにはならない」との見解を示した。
朴元在 parkwj@donga.com