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「ウラン分離、韓国に不利に処理される可能性」

「ウラン分離、韓国に不利に処理される可能性」

Posted November. 11, 2004 23:18,   

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国家安全保障会議(NSC)の李鍾奭(イ・ジョンソック)事務次長は10日、「韓国のウラン分離実験をめぐる国際原子力機関(IAEA)調査結果の報告書が、今週または来週明けごろ公開される」とし「(韓国のケースような懸案を処理する)国際規範が設けられておらず、韓国に不利な形に処理される可能性がある」と指摘した。

李次長は9日、米ワシントン入りし、ボルトン米国務次官(軍備管理・国際安保担当)に会って、約1時間にかけ同懸案について協議した後、10日の特派員懇談会で、このように述べた。

さらに李次長は「韓国は、IAEAに積極的に協力し、透明に公開した」とし「ボルトン次官も、韓国の実験は事案が軽微であることから、疑われるほどのものではないとの点に同感を示した」と伝えた。同次長は「前例がないだけに(不利益を受けないように)公正な処理が必要とされる、との点を米政府に説明した」と話した。

しかし「公正な処理とは何を意味するのか」との質問には、「報告書が提出されればわかる」と答えた。李次長は、報告書の内容次第ではIAEAレベルで終わるが、国連安全保障理事会に提出されたとしても、正式に回付されるのではなく、略式回付になるだろうとの見方を示した。

李次長は、米国が「北朝鮮核物質の第三国への移転」を越えてはならない「レッドライン(Red Line=限界線)に設定したという日本の各メディアの報道に関連し、「米国は北朝鮮の核問題に関連したレッドラインを、韓国政府に通報したことがない」とし「今回の訪米時に、その問題については話し合わなかった」と説明した。



金昇鍊 srkim@donga.com