Go to contents

「韓国核」の安保理付託は「イランが鍵」

「韓国核」の安保理付託は「イランが鍵」

Posted November. 23, 2004 23:15,   

한국어

25日にオーストリア・ウィーンで開かれる国際原子力機関(IAEA)で、韓国の核物質実験問題が国連の安全保障理事会に付託されるかどうかは、イランの核問題と密接に関連していることが明らかになった。

韓国の核物質実験を安保理に持ち込もうとする欧州連合(EU)国家とイランの核問題を安保理に付託したい米国の立場が絡んでいるためだ。

もし、イランの核問題が安保理に付託されない場合、イランより違反事項が軽微な韓国の安保理付託の可能性はさらに低くなる。

崔英鎮(チェ・ヨンジン)外交通商部次官を団長とする韓国代表団が22日、理事会出席のためにウィーンに到着した際、ある当局者が、「韓国の核物質実験の安保理付託は、事実上流れたようだ」と話したことは、このような脈絡からだ。

英仏独のEU3ヵ国は、イランの核問題を安保理付託の前に解決すべきだとし、イランとの交渉が加速度を増している。

EU3ヵ国は22日、IAEA事務総長に、イランが濃縮を再開した場合に直ちに理事会に報告することを求める決議案の草案を作成した。イランから「濃縮を再開しない」という約束を取りつけ、安保理付託や米国の制裁措置を事前に防ぐ意図と解釈される。

このため、EU3ヵ国が韓国の核物質実験を安保理に付託しなければならないと主張することは論理的に説得力に欠けるという指摘が、EU内部から出ていると、外信が伝えている。

しかし、イランの核問題に対して強硬な米国が安保理付託を推し進めた場合、韓国も安心することはできない。相対的に事案が軽微な韓国を足場にして、イランを安保理に付託することもできるためだ。米国の一部強硬派がこのような主張をするものと伝えられている。

ブッシュ米大統領は22日、コロンビア訪問の際、イランの核問題について「表面的には一部進展があるように見えるが、必ず検証が必要だ」と強調した。

EU3ヵ国が作成した決議案草案は、イランが濃縮を再開する場合に備えた制裁措置については言及しなかった。米国の反発が予想される。

イランは14日、IAEAにウラン濃縮停止同意書を提出したが、米国はまだイランの真意を疑っている。



朴惠胤 parkhyey@donga.com