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「金総書記、89年にホーネッカー氏の亡命要請を許可」

「金総書記、89年にホーネッカー氏の亡命要請を許可」

Posted December. 05, 2004 23:14,   

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旧東ドイツのホーネッカー共産党書記長の北朝鮮亡命計画に関する秘話を紹介した本『金正日熱風』の著者「カン・ソクチュ」は、姜錫柱(カン・ソクチュ)北朝鮮外務省第1副相と推定されると、東京新聞が5日付で報じた。

同紙は、金正日(キム・ジョンイル)総書記への賛辞で一貫する同書に、最側近にしか知り得ない金総書記の秘話が多いとして、このように伝えた。

313ページの同書は、「平壌勤労団体出版社」から5月に出版された。

同書には、金総書記が01年のロシア訪問の際、航空便利用を勧める側近たちに「安全上の問題があるからだろうが、汽車に乗って各都市を視察するという計画を変えることはできない」として、陸路を強行したと書かれてある。

この他に、1989年12月に権力の座から退いたホーネッカー元書記長が、以前金日成(キム・イルソン)主席と格別の間柄だったことを挙げ、金総書記に亡命を申請する手紙を送った逸話もある。

当時、金総書記は「亡命を受け入れれば、対外関係が困惑する」という側近の忠告を退け、東ドイツに飛行機まで待機させていたという。しかしホーネッカー元書記長は、ソ連を経由してチリに行き、1994年に病死した。



hanscho@donga.com