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修能試験、選択科目で難易度調節に失敗

Posted December. 14, 2004 23:09,   

한국어

05学年度大学修学能力試験(修能試験)採点結果、社会探求領域の科目間難易度調節失敗で、一部科目で満点者が17%以上も出るなど、問題を一つだけ間違っても2等級なしに3等級に落ちる事例が続出した。

これによって、2学期随時選考に合格したにもかかわらず、社会探求領域で2等級を受けることができず不合格になるか、定時募集に志願もできない受験生が発生するなど、一部科目の難易度調節失敗による進学指導混乱など波乱が予想される。

韓国教育課程評価院は14日、今年の修能試験受験者のうち修能試験不正行為者に確定された229人を除いた57万4218人の成績を、高校などを通じて受験生に個別通報した。

原点数の代わりに標準点数が記載された成績表を受けた受験生はもちろん、教師たちまで、「どのように大学を選択すれば良いのか分からない」と当惑し、選択科目によっては受験生の悲喜が大いに行き違った。

採点結果によれば、言語、数理、外国語は比較的無難に出題されたが、社会探求と科学探求領域の選択科目で難易度差が大きかったという。

今年初めて導入された標準点数制で、1等級と2等級の区分点数は言語領域が128点、数理「カ」型131点、数理「ナ」型140点、外国語132点という結果が出た。

社会探求で満点で1等級を受けた受験生の割合が、法と社会(4.35%)、社会文化(5.19%)、政治(5.36%)、経済(5.25%)などは大体正常分布をみせた。

しかし、倫理17.3%(3万1209人)、韓国地理11.86%(2万7564人)、国史10.80%(1万7174人)は、目標等級割合(1等級4%)を2〜4倍も超過し、倫理と韓国地理、生物Ⅰは2等級がない。

また、標準点数ではない席次百分率に換算した場合、科目別点数差がより大きくなり、大学の点数反映および選考方式によっては合格に大きな影響を及ぼしかねないと予想される。

原点数満点者の標準点数は、言語135点、数理「カ」型141点、数理「ナ」型150点、外国語139点、社会探求61〜68点、科学探求63〜69点、職業探求66〜79点、第2外国語・漢文63〜100点だ。

社会探求領域では、社会文化の標準点数が68点で最も高く、倫理と韓国地理はそれぞれ61点で最大7点差が出た。科学探求では化学Ⅱ(69点)と地球科学Ⅰ(63点)の最大点数差は6点、職業探求の最大点数差は13点だった。

第2外国語・漢文では、アラビア語Ⅰの原点数満点者は標準点数100点である反面、ロシア語Ⅰの標準点数最高点は63点で、凡そ37点も差が出た。

一方、各大学は15〜19日、2学期随時募集合格者を発表し、22〜27日、定時募集願書を受け付けるなど本格的な入試選考に取り掛かる。



李寅𨩱 inchul@donga.com