米大リーグのニューヨーク・ヤンキースと具台晟(ク・デソン、35)が入団に合議した、と彼のエージェントであるダグラス・チョ(チョ・ドンユン)氏が発表したのが9日。しかし、まだヤンキースは入団発表をしていない。その上、米国に滞在していたと知られた具台晟は、実は密かに帰国し、家族と一緒に休んでいるという。
一体どうなったのだろう。27日、チョ氏と電話インタビューをした。
——具台晟が韓国に帰って来た事実を何故知らせなかったのか。
「本人が秘密にして欲しいと言った。帰国事実が知られればうるさくなるはずではないか。17日、米国を出て、日本大阪に寄って身の回りの整理をした後、韓国に帰った。帰国事実が知られたことから、近いうちに再び出国するかも知れない」
——まだ入団発表がない。何か問題があるのか。
「何の問題もない。ただ、ヤンキースが最近、ランディ・ジョンソン(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)とカルロス・ベルトラン(ヒューストン・アストロズ)の迎え入れを推進しているので忙しいようだ。もう少しだけ待って欲しい」
——いつ発表する予定か。
「早ければ30日、遅くても1月の第1週までは、球団の公式発表があるはずだ」
——ヤンキースが公式入団式を準備しているのか。
「公式的に場を設けるだろう。当然、具台晟も出席する」
チョ氏の話を総合してみれば、具台晟は大物選手ではないので、優先順位で他の特急選手たちに押されたということだ。そのため、発表も遅れているということだ。我々の立場では理解しにくい部分だ。
しかし、具台晟と同じく3年間2100万ドルでヤンキースに入団したと米マスコミに報道された右腕投手、ジャレット・ライトもまだ公式発表されてないのをみれば、ヤンキースの業務処理スタイルが韓国とは違うのが明らかだ。でなければ、具台晟側に、「他人に話せない事情」があるかも知れない。
金相洙 ssoo@donga.com