外交通商部は30日午後3時現在、インドネシアのスマトラ島西部海岸で発生した地震と津波による韓国人被害者が死亡8人、行方不明8人だと発表した。また連絡が途絶えて所在確認要請があった1030人のうち376人の所在が確認されて、所在未確認者は654人だと明らかにした。
外交通商部の李揆亨(イ・ギュヒョン)報道官は「現在まで確認された死者は6人で、追加で2人の遺体がピピ島で発見されて家族の最終確認を待っている」とし、「行方不明は、ピピ島5人、カオラック3人など、8人に減った」と話した。
また、李報道官は「ロイター通信が28日タイ災難防止局の資料を引用して『韓国人41人死亡』と報じたが、事実ではないと確認された」と明らかにした。李報道官は、ロイター通信がタイのプーケットにある病院の負傷者名簿を死者名簿と間違えたようだと説明した。
ロイター通信も30日午前8時25分(韓国時間)まで「韓国人死亡41人、行方不明17人」と報じていたが、午前10時46分から「韓国人死亡6人、行方不明10人」に訂正した。
津波が発生して5日目の同日、タイのプーケット、カオラックでは、行方不明となった韓国人を捜索するために初めて掘鑿機が動員され、韓国から急きょ派遣された119救助隊15人が救助活動に当たるなど本格的な捜索及び救助作業に入った。
今度の災難による全体死者は30日午後3時現在、AP通信は7万7367人、AFP通信は8万936人、ロイター通信は8万2847人と報じた。
一方、政府・与党は30日午後、国会の貴賓食堂で南アジア地震と津波被害地域を支援するための緊急政府与党間高官会議を開き、被害国家に復旧支援資金300万ドル(約31億2000万ウォン)を追加で支援することに決めた。これで政府の支援金は計500万ドルに増えた。
李浩甲 夫亨權 gdt@donga.com bookum90@donga.com