全国民主労働組合総連盟(民主労総)傘下の最大組織で代表的な強硬労組である現代(ヒョンデ)自動車労組で、民主労総脱退を求める声が出ている。
これは最近、起亜(キア)車光州(クァンジュ)工場の採用不正事件で、労組の道徳性が墜落したうえ、1日の民主労総臨時代議員大会では乱闘まで繰り広げられるや、労組本来の役割に専念すべきであるという世論に従ったものとみられ、労組側の出方が注目される。3日、現代車側によると、労組のインターネット・ホームページ(HP)を中心に、民主労総からの脱退を求める動きが出てきた。
「組合員」という投稿者は同日、HPの自由掲示板を通じて「(現代車労組が)民主労総とともに批判されないよう、組合員らに真剣に尋ねてみるべき時期に至った」とし、民主労総から脱退するよう求めた。これについて労組執行部の関係者は、「民主労総脱退に関連した文の大半は、現代車労組員ではなく、会社側や外部の人々が残したもの」とし「労組の脱退を正式に求める組合員はいない」と説明した。
高其呈 koh@donga.com