「サッカー三国志」の幕が上がった。
韓国・中国・日本3国のクラブチームの「王者」を決める「A3ニッサンチャンピオンズカップ2005」が13日、西帰浦(ソグィポ)の済州(チェジュ)ワールドカップ(W杯)競技場で開幕し、昨シーズンKリーグ準優勝チームの浦項スチロースが日本Jリーグチャンピオンの横浜マリノスと1—1で引き分けた。
浦項のブラジル出身選手サントスは前半3分、致命的な失策で先制ゴールを奪われたが、後半19分、絶妙なヘディングシュートを決め、同点に追いつき、危機を乗り切った。
浦項の「守備の核」サントスは、試合序盤、最後方からドリブルでボールを運びながら、横浜の清水を引き離そうとしたが、ボールを横取りされ、清水は右足で先制ゴールを決めた。
同点ゴールが入ったのは後半19分。ナム・イクギョンがアークの右側からフリーキックしたボールを攻撃に加わっていたサントスが身を投じたヘディングシュートで横浜のゴールネットを割った。
昨年11月、モルディブとの06W杯ドイツ大会アジア地域2次予選の試合で、右足のくるぶしを骨折してリハビリ訓練中の「指輪の帝王」安貞桓(アン・ジョンファン、29、横浜)は同日、出場エントリーに入らず、スタンドで試合を見守った。安は「今でもプレーできるような気がするが、急いで試合に出たくはない。今月末から訓練に参加できそうだ」と話した。
同日、競技場には2万7573人の観衆が駆けつけ、ボンフレール代表監督も浦項と水原三星(スウォン・サムスン)選手らの動きを観戦しながら、「隠れた真珠探し」に没頭した。
金晟圭 kimsk@donga.com